氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

中華料理「香蘭」にてベトコンをやっつける!

「ここって以前は『あしかの番』っていうゲームセンターでしたよね?」

「あら、よくご存知ね」

「はい、自分は島中学校の卒業生なんですよ」


インベーダーゲームが流行った43年ほど前は、そのゲームセンターも随分と賑わっていたものだ。24時間営業ということで、夜中はヤンキーの格好のたまり場となっていた。今や懐かしい「うどん」や「ハンバーガー」の自動販売機が置かれ、夜食欲しさに自転車に乗り通ったこともある。


聞けば、この場に移り16年と半年、以前の場所で3年ということは、中華料理店を開業し、もう直ぐ20周年を迎えるというわけだ。名は「香蘭」という。

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絶対に李香蘭から名前を取ったんだろうな。そこんとこを聞くのを忘れた。え?李香蘭を知らない?ググれ。


名物は『ベトコンラーメン』だ。

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『ベトコンラーメン』といえば岐阜のソウルフードとケンミンショーで紹介されたそうだが、実のところ自分はまだ一度も食べたことがない。よって、どのようなラーメンなのかは画像検索と口コミで想像するしかなかった。そもそも、一部の店でしかラーメンを食べない自分なので、縁がなかったといえばその通りだろう。


その自分がだ、とうとうその『ベトコンラーメン』にチャレンジをしようと思い立ったわけだ。ほら、朝っぱらからの大雨で湿気が悶々とまとわり付く時には、こうパンチが効いたものをガツンと胃の腑に落としたくなるじゃない。


元、郊外型のゲームセンターだけあって、駐車場は十分に完備されている。お昼時だったが店内も広く空き席数は十分だった。

 

 

 

接客はいい。言葉も丁寧。3名だったがテーブルをふたつくっ付けた広い席に案内してくれた。


娘たちは『塩ラーメン』に『醤油ラーメン』、自分は既に『ベトコンラーメン』と決めていたが、一応メニューを見回す。そして注文。

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先ずは娘たちの『醤油ラーメン』と『塩ラーメン』が登場。

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実にシンプルな盛り付けだが、なかなか美味しそうじゃないか。


「はい、お待たせ致しました。『べとこん焼きそば』ですね」


お待ちかねの『べとこん焼きそば』がジュージューとシズル音を立ててご登場。

 

youtu.be

 

え?なんで焼きそば?ラーメンじゃないの?うん、僕はね、いつも簡単に心変わりしちゃうんだよ。だってメニューに『べとこん焼きそば』なんて載っていたら普通に食べてみたくなるじゃない。人間ってそういうもんだろ?


しかし、見た目にボリューミーだが、果たしてその通りだった。食べても食べても減らねぇ。

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イメージとしては『ベトコンラーメン』のスープ抜き、つまり焼きそばというよりは焼きラーメンと表現した方がわかりやすいかと思う。焼きそば用の麺では無さそうだ。しかし、辛い。額から汗が滴り落ちる。


『ベトコンラーメン』名前の由来はベトナムコンバットから来ているともベストコンディションから来ているともいわれているが、新たなる由来として「汗でベトベトこんなところやあんなところまで」というのはどうだろうか?よりリアルさが増すと思うのだが。

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