氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

やっぱラーメンはスガキヤでしょ@岐阜県山県市「古城山・大桑城(こじょうざん・おおがじょう)」

赤胴鈴之助はちょこざいな小僧で蟲柱は胡蝶しのぶだが、昨日登った山は「古城山(こじょうざん)」だ。標高407.5m。「金鶏山(きんけいざん)」とも呼ばれる。美濃国守護の土岐頼芸斎藤道三との戦いに敗れ逃げる際、家宝の金鶏を井戸に隠したとの情けない言い伝えがその名の由来だとか。山頂には「大桑城(おおがじょう)」という本丸があったことから「大桑城山」と呼ばれることもある。名前多すぎ。

 

それではサクッと攻めてみましょう。前日の大雪から雪中行軍となることが予想されてはいたが、やはり登山口から雪の姿が見られる。

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「どちらからおこしですか?」の質問と共にカウンターが設置してあったので、「岐阜市」をポチ。

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真面目に答えている人が自分の前に190人もいるじゃないの。他地域も含めたらもっとだ。日本人も捨てたもんじゃないねぇ。で、調べてどうするつもりなのだろうか?

 

足跡から判断すると自分より前に少なくとも2名は山中にいる様だ。初挑戦の山だ。先人の足跡は非常に頼りになる。何せ雪で覆われ登山道がまったく見えない。

登りすすめる内に、熊よけのベルの音が聞こえてきた。前方に3名発見。どうやら3名が3名ともお年寄りの様子だ。男性1名、女性2名。両手に花じゃないの。ヒューヒュー♫

 

「おはようさん!」

「あ、おはようございます」

女性の1名が馴れ馴れしく挨拶をして来た。てっきりこんな所で知り合いにでも出くわしたかと思いきや、ただそういう性格の人らしかった。ったく、紛らわしい。

 

「すみません」

とお辞儀をし、右側からノーズを突っ込み3名まとめてオーバーテイク!一気にサイドミラーからその姿を消し去ってやったぜ。そして黙々と登り詰めること約60分。おっと!やっと目的の「大桑城」が見えて来やがった。

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さらにその先で女性2名と出会う。身軽ななりでトレランシューズを履いていた。お主、中々出来そうだな。掛かってこい。二人まとめて面倒みてやる♡

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到着。三角点と国土地理院の立て札

 

で、山頂で女性にお願いして記念撮影をパチリ。

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城の高さが30mとすれば、推定身長は約25mくらいだろうか。人間山脈アンドレ・ザ・ジャイアントを軽く凌いでやったぜ。

 

で、例によって例のごとくストーブでお湯をわかす。今回の山飯は東海圏のソウルフードスガキヤラーメン」だ。

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出来上がり~



これがまた、雪の中で食べる「スガキヤラーメン」の美味いこと美味いこと。ま、多分、他のラーメンでも美味いとは思うのだが、この地方在住ということで多少ビジュアルを気にしてみました。

 

食べ終わる頃になってやっと先程の3人衆がお目見えした。

 

「いやぁ~、中々お見えにならないので心配していたんですよ」

思ってもいなかったがリップサービスは得意だ。

 

「ありがとうございます。下で野点しておりましてね」

マジでお抹茶を点てて休憩していたらしい。なんだ、山のプロじゃん。心配して損した。実際は微塵も心配してないけど。

 

「お先に失礼します」

下りは太陽が姿を見せ、そうなると木の上に降り積もった雪が解け始める。それがまるで雨かと思うほどに頭上に降り注いた。もう十分、水は滴っているから!これ以上は必要ないし!

 

そして下山すると、帰りは少し遠回りをしてお洒落なカフェで「ぜんざい」を頂く。

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つぶあんが身も心も最高に癒してくれた。癒されるほど心はないけど。

 

おまけ

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