「そうじゃねぇの法則」
やっと2月だ。よく年齢を分母にして、1年の日数を割り算した数字が小さければ小さいほど、年月の流れが早く感じられる様になるといわれている。これは心理学でいうところの「ジャネーの法則」だが、物理的には誰もが与えられた平等な時間であることは言うまでもない。
普段、休みなれていない人間が、長期の休暇を余儀なくされると同じ様な心理状態となることをこの度、発見してしまった。この1月の短いこと短いこと。元日がつい昨日のことの様に感じる。これは心理学というよりも、ほとんど勘違いの世界だとは思うのだが、この度、この発見を記念してこの勘違いの法則を「そうじゃねぇの法則」と名付けたいと思う。近々学会にて発表される予定は未定。
早く来年にならないかな~。
自分に同じく息をしているだけでも娘たちの髪は伸びる。ということで、いつもの様に美容院に連れて行ってやった。
例によって例の如く、格安美容院・年商日本一の「プラージュ」だ。料金が安い割りには実に丁寧な仕事ぶりに自分の方が気に入ってしまった。
ただこの日は少々、店が混んでおり、早めの帰宅を目論んでいたものの予定を大幅にオーバーしてしまった。致し方なし。ついでにランチタイムへと突入した。
同じ敷地内には「スガキヤ」がある。一応なにが食べたいか出来上がったばかりのこけし達に訊いてみる。
「お寿司!」
口を開けば同じことしか言わない次女だが、案の定同じことしか言わない。
「そんな名前の『スガキヤ』はない!」
「無いわ!つーか、そんなことは知っとるわ!」
「じゃ、どこがいいんや?」
「だから寿司やっつーとるやんけ!」
脅迫ともとれる押しの強さに根負けして、結局は「はま寿司」に行くことになった。待ち客0で席に案内される。寿司屋に来て「味噌ラーメン」をファースト・オーダーする邪道ぶりは相変わらずだ。
ところが自分がオーダーしたものを含め、娘たちがオーダーしたものまで中々運ばれて来ない。作り手が少ないのか?だとするならば経費の削減が図られているものだろうと推測する。恐らくはコロナの影響ということだろう。
お会計は3名で約2,400円。いつもの様にPayPayで支払う。
あのね、ひと言だけ言わせて欲しい。商品は看板に偽りなき様、お願いします。
あとね、レジの人。
「ポイントカードお持ちですか?」
だけでは何のカードだかわかんないから丁寧に優しく説明して頂戴。
「『はま寿司』にポイントカードがあるかと思っちゃったじゃないの。最初から『楽天カードかPontaカード、dポイントカードをお持ちですか?』って聞いてくれれば後ろの人を待たせる必要なんてなかったんだから」
と後ろに並ぶ会計待ちのお客を気遣って言ってやった。ただし、ご存知の様に超チキンだから心の中だけで、それはもうひそかにひそかに囁く様に…。