日本三大山城@岐阜県恵那市岩村町「岩村城址」に行ってみた!
「日本三大山城」のひとつに数えられる山城、岐阜県恵那市は岩村町にある「岩村城址」を訪ねてみた。
恵那と聞いて岐阜県民以外でピンと来る者は居なかろう。ほら、松任谷由実の親友の店、栗きんとんで有名な「すや」があるところですよ~、奥さん。余計に混沌を招きそうなのでやめとこ。
何をして三大と言わしめるのか?「大きい」のか「大したもの」なのか、それとも「大それた」をしでかしたからそう呼ばれているのかはお城研究者でない自分にはわからない。で、ちょっとググってみたら、ここは「日本で一番標高が高い所にある城」だったということだ。その標高たるや721mだそうだ。
「マジで~?それってちょっとした登山じゃん!」
ご安心召されい。駐車場から本丸跡地まではたったの150mだ。日頃、足腰を鍛えている自分にとってはダッシュで登れる高さだと言い張ろう。実際にはゼーゼーハーハーだったけど。
コロナの影響か、平日だからかほぼ貸し切り状態だった。登り始めは午前11時頃、約1時間ほどその場にいたが、顔を見たのは中年の女性2名と若いカップル1組、あとはお年寄りの男性2名だけだった。よって、いつもが如くクドい様だが「バエ放題」。
ただ、自らを被写体にするにはやはりカメラマンの存在が必要だろうと、いつもの様に知らないカップルを捕まえて、
「今からあそこまで行きますのですみませんがシャッターを押してもらえますか?」
と頼み込んだ。
さすがにセルフタイマーを最大限駆使しても、たった10秒ではウサイン・ボルトでも不可能だろう。さすが若いだけあって上手にアングルを決めてくれた。
因みに背景は、石段が六段積みになっていることから「六段壁」と呼ばれているらしい。天守もなく、石垣だけのいわゆる「城址」だが、切り立った石垣の角に頭をぶつけて愛情表現をしたいくらいに美しい石垣だった。実際にやったら事件になりそうなのでやらんけど。
冒頭でも述べたが、城に詳しいわけではない。むしろ全く知らない。ただ、古い建物や遺構は大好物だ。しぶとく生き残ってきた物にはそこに何かしらの息吹を感じる。ふと閃いた。今後、人生に於けるキーワードは「しぶとく」にしよう。とは言っても何百年も生きられる筈がないから物理的なことには期待しない様に。
ところで山城といえば山城新伍だが、彼が口癖の様に言っていた「チョメチョメ」は当時、小学生だった自分には難し過ぎました。「独占!男の時間」が懐かしい。