氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

恵那を旅して名物三昧!130年の歴史を誇る「かんから餅」に恵那川上屋の「栗一筋」

実際は漢字で「加運賀良屋」と書くらしい。岩村城下町のメイン通りに面してその店はある。で、読み方は看板にもある様に「かんからや」だ。

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名物は130年続くという、『かんから餅』と呼ばれる餅だそうだ。店構えからして老舗感がぷんぷん漂う、如何にも好奇心がくすぐられるビジュアルではないか。店の入り口の横には、今をときめく佐藤健の写真が貼ってある。

 

さて、入店してみようか。

「頼もう!」

「はい、いらっしゃいませ。食べていかれますか?」

「おうっ!」

「では、こちらで消毒を先にお願いします」

 

消毒薬をシュッシュすると蠅の様に手をすり合わせながら店内をキョロキョロしていると、先に一人でいらしていたお年寄りの女性が、

「わたし、もう帰るからここへどうぞ」

と席を譲ってくれた。てゆーか、ガラガラなので座り放題なんですけど。どうやら、そのことをきっかけに話がしたかったらしい。

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NHKのね、朝の連続ドラマ『半分青い』で演者さんの休憩所として使ってた店なのよ」

すると女将が奥から出てきて、

「ドラマの中ではそこのこたつに佐藤健さんが座ってたんですよ」

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「へぇ~、そうなんですね。すごいですね」

 

その前に「半分青い」を観たことがないので、そこに佐藤健が出ていたことも知らない。佐藤健にしても、Amazonプライムで「天皇の料理番」を観てつい最近知ったところだ。

 

「ご注文はお決まりですか?」

と聞かれ、昼食時だったので「玉子うどん」を注文する。当然、名物の「かんから餅」もだ。丸めた餅にあんこ、ごま、きなこをコーティングさせてある。いや、後者の二つはむしろ雑にトッピングしてあるといった形だ。つまり甘々の和風スイーツだ。

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いったい全体、なに屋さんなんだ?!

 

「餅屋です。餅のついでにうどんを販売しています」

ということだった。ついでという割りにはやけにうどんが美味かった。

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お揚げも薄揚げではなく厚揚げを使っている。だし汁も抜群にいい味を出している。そしてうどんの後に食べる「かんから餅」が…。うどんのだし汁との絶妙なマリアージュにおもわずイナバウアーしてしまった。そしてお決まりの「バエ放題」。考えられないことらしい。

 

恵那へ行ったついでだ。せっかくだから栗きんとんで有名な「恵那川上屋 本社 恵那峡店」へ行ってみようと唐突に思いついた。

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スマホググる。よし、今月いっぱいまでとある。何がだって?

 

「栗だよ栗、『栗一筋』だよ」

 

そう、念願の栗パフェ『栗一筋』をお召し上がりに行ったわけだ。聞く所によれば、本社と可児御嵩インター店併設のカフェでしかお召し上がり頂けないとのことなので、折角のチャンスを逃す手はないだろう。

 

ここも行列が出来ると噂では聞いてはいたが、案の定、今回も「バエ放題」だった。

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しかし念願であったにも関わらず、そのボリューミーな出で立ちには少々たじろぐ。

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ただ、意外とあっさりした味わいで、難なくペロリとイケてしまった。日本甘党の党首としては、これしきのことでつまずいているわけにはいかない。

 

普通に考えれば今まで生きてきた分を折返し更に生き抜くということは不可能だろう。今後は知らなかった世界をひとつずつ塗りつぶす事にも精を尽くしたいと思う。

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