氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

ほんともう、大変なんすから

毎日、毎朝、欠かすことなく通っていた市場だが、これだけ姿を見せぬ様になってしまっては仲買も気が気でないのだろう。飲食も辛いが、それを支えてきた様々な業者もコロナのあおりをもろに食らっている。

 

「どうですか?まだ始められる様な状況ではないですか?」

「非常事態が緊急事態に変わり、更に夜だけでなく昼も出かけるなとなったじゃないですか。週末なら多少の集客見込みがあるとは思うのですが、ただ週末の為だけに仕入れをして仕込みをしてというのは難しいんですよね。結局、ロスになってゴミ箱行きってことになっちゃいますから」

「ですよね。まぁ、顔だけでも見せに来て下さいよ」

「はい、わかりました」

 

いざという時の為に身体は常日頃から慣らしておかねばならぬと、今でも早起きだけは心がけている。というわけで、久しぶりに市場へと足を運んだ。

 

場外にある老夫婦が営む八百屋にもついでに顔をだした。案の定、いつもならば軽トラや軽バンで賑わっているその場所だが、昨朝は1台も見られることはなかった。

 

「まぁ、酷いもんやでね。店、開けとっても野菜は悪くなるばかりやし、かといってたま~に買いに来る人の為に置いとかんわけにはいかんし。どうせ悪くなってまうでホウレン草持ってって。もやしも持ってきゃ」

「すみませんね、たかりに来たみたいで」

 

魚屋は魚屋で同じく閑散としていた。週末の土曜日なのにも関わらずだ。第一波に同じくまたしても価格が暴落したとのこと。

名古屋市場も全然、人がいない」

らしい。

 

神頼みでコロナの終息を願ったところで何ら意味はないとは思いつつも、その足で商売の神様「お千代保稲荷」へ初詣に向かった。

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今年に入り竹生島での神社仏閣巡りや、先日は甘南美寺に伺ったものの、賽銭を投ずることは元より一切、手を合わせていない。昨年も同じだったが、ここ「お千代保稲荷」が初詣の場所だった。特に験を担いでというわけではない。あくまでも何となくだ。

 

午前9時前、開いている店は殆ど無かったが、土曜日ということもあってか昨年よりは多少、人の出があった。それでも数えるほどだったが。というわけで、唯一その時間でも開いている「串カツ玉家」で揚げたての串カツを朝っぱらから食らう。

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あくまでも何となくだったが、年初の恒例行事になりそうな気配。

 

串カツ・どて煮1本90円、5本450円、10本900円と料金が過剰に優しく表示されているのが計算が楽でとても嬉しいと思いました。

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コロナに負けるな!お千代保稲荷ナマズ料理でも有名なところ

 

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