氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

雪山登山?@釜ヶ谷山・山県市長滝

ここのところ運動らしい運動をしていない。このままでは身体が錆びてしまう。とはいえ、1月4日に開催されたトレランの大会で痛めた両足もまだ完治したとは言い難い。そのせいでランニング等も少々サボり気味ではあったのだが、加えて寒波襲来により天候が不十分であったこともある程度、言い訳らしい言い訳にはなるだろうか。

 

走ると必ず怪我がぶり返す自信がある。怪我を完治させるのもトレーニングの内とこの際、割り切って、だったら軽く登山でも楽しもうとまだ見ぬ強豪?標高696mの釜ヶ谷山に登ってみようと考えた。登山口は山県市の伊自良湖畔、長滝という場所にある。それにしてもなんとも魅惑的な標高じゃないか。あくまでも登山のつもりだが、昇天しない様に気をつけねば。

 

麓には以前にも紹介した「甘南美寺」という古刹があり、そしてこれまた以前にも紹介した、胃がんで胃を摘出したかつての同僚が管理人をつとめるキャンプ場施設がある。先ずは「甘南美寺」を訪ねてみる。ここから「奥の院」へ向かう登山道がある筈だ。

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 あくまでも「筈」で向かったものの、境内のあちらこちらを探ってみても登山口らしい登山口が見つからない。

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その間、寺の飼い犬であろうボーダーコリーにずーっと吠えまくられる。多分、敵対心からではなく遊んで欲しいのだろう。ここでも犬にモテモテだ。

 

仕方ないから境内で雪かきをしているお爺さんに尋ねることにした。私服だから判断つかないが、ひょっとしたら住職だったりして。

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「すみません。釜ヶ谷山の登山口はどこですか?」

「登山?登れんよ。ここですらこんな雪やもん。山はもっとや」

「あ、やっぱりそうですよね~」

「どっからおんさった?」

岐阜市です。岐阜市でも北の方だから比較的近くです」

「そうかね。道にまだ雪がぎょーさん残っとるで気ぃつけて帰りんさいよ」

「ありがとうございます」

 

とは言ったもののまだ諦めきれず、甘南美寺コースがダメならば正規のコースでどうや!とばかりに登山口までたどり着いたものの、ものの3秒で諦めがついた。

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どうやら登山にも届け出が必要だったらしい


でもせっかくここまで来たんだし、せめて運動らしいことでもしましょうかと、通称「ラブレイク」、伊自良湖の湖畔道をぶらぶらと1周してみた。

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ワカサギ釣りのボートが何艘か出ていた

 

殆どが雪道だったが、それはそれで風情がある。平地ならば積雪路だろうが遭難することはないだろう。それに携帯も4Gだ。いざとなれば119番でも110番にも連絡することが出来る。

 

途中、山頂で楽しむつもりだった「ふかひれ中華スープ」を雪の中でいただく。

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これぞアウトドアの醍醐味だ。本当はコーヒーでも入れようかと思ったんだけど、ドリップバッグを切らしちゃってたんだよね。粉とドリッパーを持っていくのも面倒だったし、というわけで少しズボラしちゃった。

 

1周約2.4kmでは運動の内にも入らないとは思うものの、途中、紅葉の木も沢山あり秋に来たならば湖と紅葉のロケーションを楽しむことが出来そうだ。そこのキミ、もし良ければこのオレと一緒にラブレイクしてみないかい?

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