氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

パトラッシュ…、疲れたろう。僕も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ…パトラッシュ…。

まぁね、コロナの第3波の所為っちゃ所為なんだけど、間違いなく夜の職場は甚大な被害を受けちゃってるわけ。どこもかしこも同じだろうとは思うんだけどね。となれば、必然的に仕入れの量も抑え気味になるということで、早朝の仕事に関してもそれだけ負担が軽減され、終了するのも早くなる。たまであって欲しいけど、昨日がたまたまそんな日だった。

 

とはいえプライベートではそれ相応にやることがあった。納車されるのはまだ随分と先の話になるのだが、嫁の車の車庫証明を警察署に取りにいかねばならない。届けは既に出してある。引取日が昨日だった。

 

「すみません」

窓口にいた私服の女性に声をかけ引換券を提出すると、

「はい、お待ち下さい」

と笑顔で対応してくれた。この人も警察官なのだろうか?などと考えながら待つこと1分。

 

「これ明日ですよ」

「えっ?」

「11日になってます」

「あれ?今日って10日でしたっけ?」

「はい」

なんたる失態。もうダメかも知れない。

 

その後は9時40分に予約を入れてある整形外科に走る。バイク事故からもうすぐ半年になる。そろそろ医者通いも終わる頃か?時間にして約20分程の距離だったが、予定よりも早く着いた。受付に診察券を出す。

 

「はい、ありがとうございます。承ります」

30秒後。

「あの~、診察来週になってますね」

「えっ?マジで?」

「はい」

と診察券をクルリと返し、印字してある診察日と時間を此方に向ける。まただ。いよいよもうダメかも知れない。

 

こりゃ、たぶん疲れているだな。まだ夜勤にまで時間があるし、サウナにでも行って気分転換でもしてくるか、と一旦帰宅した。なぜかそこには嫁がいた。なぜ?仕事じゃないの?

 

「今日は休みになった」

だそうだ。どっと疲れが出た。だが、さすがに「風呂行ってきまーす」と出かけるには余りにも気まずい。仕方がないので嫁が乗る車のタイヤを交換する。いつ止まってもおかしくない、廃車予定の車だが、次の車が用意出来るまであと少々がんばってもらわねばならない。そしてポリタンクを積みガソリンスタンドに灯油を買いに行く。そのついでに空気圧をチェックと優雅に過ごす予定だった時間は結局、雑用に費やされることとなった。

 

ふと見ると、庭の柚子の木がたわわに実を生らしていた。

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毎年目にする光景なのだが、完全に放置している。昨年の実はどうなったんだろう?麺つゆにしぼり入れると美味しい柚子ポン酢に変身するらしい。やったことないけど是非、お試しあれ。

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