神様、もう痛くしないで。お願いだから。
膝を岩下志麻もとい、関西弁で言うところの「いわしました」。
調子にのって飲みすぎたのが原因とは思いたくないが、思わざるとも周りにはそう映ったであろう。たかだか数cmのトイレへ向かう段差が、「進撃の巨人」が如く高き壁に変貌したその時だ、段差を踏み外して硬い床に向かってニードロップを食らわせてしまった。
いや、壁だったならば阻まれるだけで落下することはなかったね。「進撃の巨人」さん、ごめんなさい。最近は「鬼滅の刃」の陰にすっかりと隠れちゃったね。「ワンピース」然り。もっとも、そんなことはどうでもいいんです。
足限定で言えば、空手をやっていた時に、師範の渾身の蹴りを太ももに食らった時以来の尾を引く痛さだ。膝が痛みで曲がらないので車の乗り降りにも不便でならない。
そんな折り、「いびがわマラソン2020 オンライントレーニング~2021にむけて、みんなで走るよ」の案内が届いた。
今年はコロナの影響で早々に大会中止を発表した「いびがわマラソン」だが、期間中、アプリを使用しオンライントレーニングを楽しもうという企画だ。
全国的に非常に人気があるマラソン大会で、エントリーしようにも毎回、ものの30分で定員に達してしまうこの大会だが、こういった形でならば日本全国津々浦々のランナーが、旅費の必要もなく楽しめてしまうという粋な企画だ。北は北海道南は沖縄まで、
秋田
徳島
大分
県民以外が参加表明をしている。
秋田、徳島、大分の3県には未だスマホが普及していないのだろう。
ところがだ、案内がくるのを今か今かと楽しみにしていたのに、ここに来て故障だ。厳密に言えば6月にバイク事故で膝を痛めているので、故障の上塗りとなる。つまり同じ右膝をやらかしてしまった。ただでさえ全盛期に比べ記録がガタ落ちしているのに、これでは今後の向上も期待できそうにない。
ただ、ものは考えようだ。ある意味、今年はコロナの影響で片っ端から大会という大会が中止となった。来年の大会ですら開催されるかどうかなどもわからないし、東京オリンピックにしろ各国の状況を見るに到底間に合うとは思えない。つまりは焦らずマイペースでのんびりと、調整に励みなさいという神様のご加護なのだろうと前向きに捉えることにした。
ただ、言いたい。どうせご加護ならばもうちょっと優しいご加護が欲しい。もう、痛い思いをするのは嫌なの。
それにしても今回、送られてきたTシャツのデザインが如何にもシュールで笑える。
秋田、徳島、大分県民にも是非参加して欲しかった。