氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

iPhone12発売記念はリアルappleと共に!

I got it!( アイガ〜リ~)、親父狩〜り~、改めまして、リンゴ狩~り~に行ってきた。場所は旧岐阜県大野郡久々野(くぐの)町。現在は高山市編入され、高山という観光立市のステイタスを得て果物の町として賑わい創出に頑張っている。

 

主に林檎や梨、桃などが有名だが、いずれも「ひだりんご」「ひだなし」「ひだもも」のブランド名で全国に出荷されている、らしい。確かに桃はお中元、林檎はお歳暮に頂いたことがあるが、共に糖度が非常に高くずば抜けて美味しかった。

 

生産し販売するのみでなく、いわゆる「狩り」も楽しめるという情報を、娘達がタウン誌で仕入れ連れて行けと強請って来たわけだ。日曜日で特別やることもない。かといって家でごろごろとしているのは嫌いなので、朝7時出発を条件でと約束した。

 

して、当日。つまり昨日の朝だが、いつまで経っても起きてくる気配がない。

「おんどりゃー!わかっとんのかー!夜中に仕事して夜遅く帰ってきて、お前らよりも遅く寝たオレがお前らよりも早起きして準備万端整えとるちゅーにも関わらず、何時まで寝とるんじゃっ!えーかげんにせーよ!」

と、アブドーラ・ザ・ブッチャー顔負けの毒針エルボードロップをぶちかましてやると、起きるどころかぐったりとしてしまった。まぁいい。いや、よくない。

 

そんなこんなで叩き起して到着した先は、標高約800mに位置する「堤果樹園」だ。

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営業時間は午前9時。到着したのは午前10時を過ぎていたが、どうやら1番客だった様だ。料金は大人880円、小学生660円、3歳以上は330円となっていた。どうやらゾロ目がお好きみたいだね。

「大人1名様にお子さんは小学生?でいいよね?」

と飛騨弁のイントネーションで尋ねられたが、正直に

「この子達は二人共中学生です」

と答えてしまった。一生の不覚。

「じゃ、1名分子供料金にまけとくわ」

頼んだわけでもないのに何とも粋なはからいではないか。おまけに梨狩りはもう終わってしまったけれど、もし木に残っていたならばお好きにどうぞですって。

 

「時間制限はあるんですか?」

いちご狩りなどは当たり前の様に時間制限が設けられているものだから、同じく此処も同じだろうと訊ねると、

「暗くなる前に戻ってきてもらえればいいわ」

だと。

 

林檎が木に実っている風景は初めて見たけれど、1本の木にこんなに沢山の実をつけるんだね。これには少々、驚いた。

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それ以前に寒い!標高も高いということも含め、さすがは飛騨だ。気温は美濃とは違う。身体を常時動かしているならばまだしも、動いているのは包丁を持つ手と口に舌だけだ。

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温度計は9℃を示していた。

 

「ダメ!もうお腹いっぱい!」

「って、まだ30分しか経ってないぞ」

確かに自分にしても既に胃の中が飽和状態だ。如何に美味しかろうが、そこまでの量は食べられるものではない。せいぜい一人2個か3個が限度だろう。量もそうだが味覚的にもくどくなってくる。

 

「帰ろっか。寒いし」

というわけで、片道約2時間30分、滞在時間約30分で果樹園を後にした。恐らくリベンジはないが、間違いなく良い思い出にはなっただろう。

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