氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

ウォッシュウオッシュ♡

随分、前のことになる。恐らく多くの友人の中では身長比率で考えると脚の長さが日本最短級の友人から、電動アシスト自転車を頂いた。

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法律上の正式名称は「駆動補助機付き自転車」というらしい。彼が以前の使用者である叔母に頂いたものだそうだが、残念ながらサドルと地面までの距離があまりにも長く彼の脚の長さでは利用することが困難であることが発覚した。よって、捨てるには忍びないので自分に使ってくれと懇願されたわけだ。

 

全くの嘘。実はお亡くなりになられた彼の叔母が使用していた自転車だ。いわば遺品になるのだが、見た目にも機能的にも十分に使用可能だ。といった経緯で遺品管理を任された彼に貰い受けたのだったのだった。中古といえども買えばそれなりに値が張るだろう。当然、頂くには使用目的がある。

 

長女のあん子だ。中3になるが自転車に乗れない。知的障がいだけならばまだしも、それに付帯するかの様に運動神経も鈍い。いや、やろうと思えば自転車くらいは乗りこなせる様な「気がする」のだが、先ず以てその気持ちが全くないので父親としても無理強いしてまで関係を悪くしたくない。それでなくとも最近は思春期からかお父さんに冷たいの(涙)

 

そこでだ、二輪車ではダメでもひょっとしたら三輪車だったら行けるんちゃう?と考えたわけだ。結果、いくら三輪でも自転車は転けるということがわかった。5m進むたびに足を着く。そしてバランスが保てず転ぶ。その繰り返しだ。う~ん、一筋縄ではいかないもんだね。

 

そんなことがあって一時は諦めたものの、やはり御蔵入りさせてしまうのは勿体無いし、何よりも頂いた友人に申し訳が立たぬ、と一応、言っておこう。

 

振り返るも振り返らずも10月に突入してしまった。あと半年後には高校進学が待ち受ける。高校には送迎用のバスが用意されているが、バスを利用するには自宅からの距離が近すぎるという理由で送迎の対象外となってしまった。となると自力通学が余儀なくされるわけだ。歩くには遠すぎるが自転車ならば通学範囲。となれば、自転車を諦めたままではいられないだろう。

 

外も随分と涼しくなり、練習をするには絶好の季節だ。春までになんとかしてしまおう。

 

で、久しぶりに引きずり出してきたら散々な様相だった。先ずはタイヤに空気を入れ、案の定、バッテリーは上がっていたので充電し、外装は車のシャンプーでピカピカに磨きと見た目の準備は万端。

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あとは時間を作り練習に付き合ってやることだけだが、実はそれが1番の難関だったりして。結局、次女に頼ることになりそうだ。

 

おまけ


試走

 

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