氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

愛しのブヨブヨ

今時の医療機関ってのはこうでもしないと支持が得られないのかねぇ。かつての医療機関ならば院内での携帯は使用禁止、持ち込みすら許されないなどときつく規制が掛かっていたかと思う。自分の認識が古いのか?それが今ではWi-Fiまで設置され、モラルさえ守れば自由にスマホだろうがタブレットだろうが利用出来る。

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まぁ、新設の整形外科クリニックだし、院長もまだお若い様子なので時代背景に敏感なのかも知れない。ただ普段からマスクにメガネ、更にメガネの上からゴーグルを嵌めているから正直、年齢がわからない。因みにWi-Fiのパスワードは整形外科らしく「honegenki」だ。

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クレジットカードが使えるところは増えているね。ただ、PayPayが使えるところはさすがに初めてだ。うん、ただそのひとつだけを捕まえて実に素晴らしい整形外科クリニックではないか。ただ今回は労災申請をしての診察なので、治療費の持ち出しは一切ない。なんとなく残念。

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コロナ対策にしても、これでもかというくらいに施しがしてある。入口にはパネル型のサーモグラフィが置いてあり、そこを行き来する人の体温が一目瞭然となっており、受付には当然のこと、カーテンシールドが下ろされており、患者はマスクの着用が義務付けられる。院内には院長自らの肉声で、診察中もマスクを外さない様にお願いしますとのアナウンスが常に流れている。リスクヘッジは万全だ。

 

今回で4回目の診察となる。予約を入れてあったので、前回の様に待たされることなく、奇跡的に予約時間ピッタリに診察室からお呼びがかかった。

「どうですか?」

「まだ痛いですね」

「あぁ、やっぱりまた腫れちゃいましたね」

先日、血抜きをしてもらった太ももに出来た血腫のことを言っている。簡単にいえば血豆の特大版だ。

 

「この間よりも心なしか大きくなった様に見えますね」

確かに血抜きする前よりも若干、大きくなった気がする。

 

「はい、なんかこのブヨブヨ感が最近、愛おしくも感じられてしまいます」

「・・・。」

いや、冗談なんだから黙らないでよ。

 

「膝はどうですか?」

「膝も相変わらずです。靴を脱ぐ時に激痛が走ってたんですけど、足を曲げて脱いだら痛くならないことを発見しました。足を伸ばしたまま脱ぐとヤバいくらいに痛いです」

かなりのキーポイントが散りばめられた情報を提供したつもりだったが、結果は

「わかりません」

だった。どちらにしても日にち薬ということで片付けるしか無さそうだ。

 

血腫の改善にしろ、膝の痛みにしろこれからは温めた方が良いとのことで、それならば湯治がベストと岩盤浴に身をゆだねてきた。一日やそこら温泉に浸かったところでどうにかなるだなんて思いもしないが、少なからず気休めにはなるだろう。

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