氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

パンパカパーン パンパンパン パンパカパーン 今週のハイライト!@住所に注目「ハナマザパン」

発見を求めて行動しているわけではないが、常にアンテナは張り巡らせている。発見はなくともそこには新しい出会いがあるかも知れない。そう考えると毎日が楽しくてしょうがない。うふふ。ただ、出来ればもっと色気のある出会いが良かったのだが、今回出会ったのはインドネシア人の男性だった。

 

普段めったに通らないどころか、高校時代に一時期自転車で通学していた時に通ったことくらいでしか覚えがない道を帰路に選んだ。理由はほぼない。そこまで来て真っ直ぐ行くか曲がってみるかと考えたときに、無条件反射で曲がってしまっただけのことだ。そろそろ認知症検査を受けた方がよいだろうか?

 

「なんで、こんなところにパン屋があるんかなぁ」

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そりゃ、いつどこで商売をしようがそこは経営者の勝手だ。とやかく言う理由も資格も自分にはない。でもね、普通、もうちょっと場所を選ぶと思うよ、という場所にそのパン屋があった。さほど住宅密集地でもなく、周りにこれといった人が集まるコミュニティスペースが存在するわけでもない。おまけに目の前の道は細く車がすれ違うことすら出来ない。そうなると無性に好奇心が沸くわけですよ。

 

幸い駐車スペースはふんだんにあるので車をとめ、さっそくスニーキングしてみた。

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「いらっしゃいませ。まだあんまりパン焼けてないね」

のっけから色が浅黒い外国人のご登場。後にインドネシア人と知る。

「これ、焼いたばっかのパン。よかったら持ってって。チキンのパンね」

「はぁ、チキンのパンですか。じゃ、それ下さい」

言葉はやけに流暢だ。イントネーションもほぼ完璧。ま、岐阜弁だけど。「持ってって」の二つ目の「て」にアクセントが強く入る。

 

ハラールわかる?」

ハラールってイスラム教の?」

「おぉ、よく知っとるね。うちハラールのパン屋さんなの」

「えっ、そうなんですか?」

要するに口に入れるものに禁忌の多いイスラム教徒でも食べられる材料を利用したパン屋さんだということだ。が、見た目には普通のパンとなんら遜色はない。

 

「すみません。じゃ、お会計お願いします」

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左から時計周りに「シナモンロール」「カレーパン」「チキンロール」

価格は3つで690♡円だった。ラッキーナンバー頂きました。が、少々お高い。どれを見ても200円以下のパンは無かったかと記憶する。やはり、ハラールにこだわるが為だろうか。食材に掛かる経費が高くつくのだろう。その分が価格に反映したものと思われる。

 

「また来て下さいね」

とパンフレットに携帯番号を書き渡された。

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相手がおじさんでなければ嬉しかっただろう。ただ、店の場所も知っているし電話番号、特に携帯の番号は要らんだろ。下手に電話しようもんなら何回も掛かってきそうだし。フィリピンクラブなどでうっかりと電話番号を教えようものなら昼夜問わずの電話攻勢を受けること必至。ぼ、ぼ、ぼくじゃないよ。と、友達、そう、友達の話。

 

総じてパンはどれを食べても美味かったが、中でもシナモンロールは今まで食べたシナモンロールの中では3本の指が入る逸品だったかと思う。

 

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