氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

「わさこ」との出会いと別れ@愛知県豊田市「川見(せんみ)薬師寺」

薬丸といえば「シブがき隊」のやっくんで、薬師丸といえばチャンリンシャンのひろ子だが、薬師寺といえば薬師寺保栄ではなく、今回は愛知県豊田市にある川見(せんみ)薬師寺を攻めてみた。この界隈は「川見四季桜の里」と呼ばれ多くの四季桜が植えられており、春秋ともなれば沢山の観光客で賑わうらしい。ただ、さすがにこの時季ともなれば閑散としており、唯一自分だけが観光客だった。

 

ウド鈴木の旅番組で紹介されたのを観て、予てより行ってみたいと思っていたのだが、多治見の「信濃屋」にうどんを食べに行ったのを機に強行してみたのだった。本堂は小高い丘の上に麓からは階段を88段、33段、42段と三段階に分けて登った場所にある。

f:id:Croquis009:20201225124712j:plain


因みに33は女性の厄除け、42は男性の厄除け、88は四国八十八箇所を意味しているのだとか。

f:id:Croquis009:20201225124756j:plain

山門

f:id:Croquis009:20201225124847j:plain

本堂



見どころはなんと言っても本堂の梁に彫られた一刀彫りの龍だ。「日本一の龍」と呼ばれているらしいのだが、どのジャンルで何と比べてそう言われているのかはわからないものの、確かにその迫力ある彫刻には「ほほぅ」と感嘆せざるを得ないものがあった。

f:id:Croquis009:20201225124922j:plain

f:id:Croquis009:20201225124943j:plain



さて話は変わるが、階段を上りつつ、何やら上の方で犬の鳴き声がするな、と思っていたら、本堂横の庫裏の縁側に1匹の大きな犬がいた。

f:id:Croquis009:20201225125013j:plain


首輪はついていたが、どうやら放し飼いをされている様だ。縁側から庫裏に近づかせない様に番をさせられているのかと思いきや、何のことはない。恐る恐る近づいたらいきなり飛びかかりじゃれ付いて来た。ひょっとして遊び相手を待っていたのか?性別を見たらメス犬だった。なんとなく理由がわかった気がする。

 

 

いつまでもじゃれ合っていたい気もしたが、あまり情をもたれても困る。

「じゃ、またね」

と手を振り帰ろうとすると、まるで「こちらへ来い」といわんばかりに前を歩き始めた。

f:id:Croquis009:20201225125313j:plain

 

階段に差し掛かり、いよいよお別れと思いきや、更についてこいと階段を下り始める。結局、42段、33段、88段を全て下りきり麓までどころか更には駐車場にまで来てしまった。

 

「こりゃ、どうしたものか」

と思案していたら、「わん!」と一鳴きして踵を返し、来た道を戻り一目散に階段を上っていった。どうやらお見送りをしてくれた様だ。顔はブサ犬で人気の「わさお」ならぬ「わさこ」だったが、なんとも粋なはからいではないか(後に本名「ムク」ちゃん。5歳の女の子と判明)。

 

目的は龍の梁を観に行くことだったが、彼女に会いに行くことを目的としても良いかも知れない。あ、惚れちゃったかも♡

にほんブログ村 オヤジ日記ブログ いきいきオヤジへ
にほんブログ村

メリークリスマス!@ころうどん発祥の店、岐阜県多治見市「信濃屋」

雨は夜更け過ぎに~雪へと変わるだろ~♫

 

変わらねぇよ。一部のロマンチストの思い通りにさせてたまるかってんだ。こちとら今日を始めに年内無休でぶーぶに乗って仕事しなくちゃならねぇんだよ。頼むから邪魔してくれるなってんだ。ま、年内無休っつーてもあと7日間だけどね。因みに年始は1日から仕事です。

 

ふと、思い出した様にうどんが食べたくなる時はありませんか?昨日がまさしくそんな時だった。で、どうせ食べるならば人様に自慢出来る、それなりのステイタスになる所で食べたいじゃないですか。そこで一路、東へ向かって車を走らせたのだった。

 

そこは日本でも1,2を争う熱い街、多治見市だ。そこに創業90年に及ぶ老舗のうどん屋がある。名は「信濃屋」という。「香露うどん」、つまりは「ころうどん」発祥の店だ。週に営業は3日間のみ。本当かどうかは知らんが日曜日から水曜日は仕込みに当てるという。

f:id:Croquis009:20201224193852j:plain

 

時代を感じさせる店構えは、営業状況はともかくとして物理的に傾いている。トイレへ向かう板張り廊下は鶯張りを凌駕し、むしろ騒音に等しき音を立てるし、そーっと歩かねば間違いなく踏み抜いてしまうほど脆弱な作りとなっていた。

 

11時30の開店時刻にあわせ11時から行列が出来始めていたので、自分もまたその行列に加わった。コロナ禍とあってマスクの着用は勿論、入店する上での義務となっていたし、狭い店内の小さなテーブルにも中央にパーティションが設けられていた。ただ、相席を余儀なくされても逆にその方が気楽かも知れない。

 

当たり前だが名物の「ころうどん」を注文する。隣のテーブルに座る、浜松から来た客は、「ころかけ」に加え温かい「うどん」、ついでに「志那そば」を注文していた。車のナンバーが浜松ナンバーだったから勝手に浜松から来たと推測したが、ほぼ間違い無いし面倒だからそれでいい。

 

自分も負けじと「ころかけ」と「志那そば」の二つを注文。三つは無理。もう、負けてんじゃん。此処のうどんは茹でるのになんと!約1時間を費やすそうだ。そんなに茹でたら腰が無くなるどころか姿かたちさえ無くなってしまうんじゃないの?心配なされるな。それは杞憂というものだ。確かに讃岐うどんの様な腰はない。然しながら、その「もちっ」とした食感はまるでダイナマイトな五十路熟女の様に十分な歯ごたえを感じさせてくれる。

f:id:Croquis009:20201224193959j:plain

 

そして「志那そば」だ。

「中華そば下さい」

と言ったら

支那そばですね」

と変換された。Google並みの見事な変換機能だ。

f:id:Croquis009:20201224194026j:plain

 

うどん、そばが提供されると、必ず店主が自ら伺いを立てに来る。必ずだ。

「ツユの辛さはいいですか?言ってもらえれば調整しますよ」と。いいじゃないですか。この「四の五の言わずに黙って食え」的な名店にありがちな高飛車な雰囲気とは何とも正反対な食空間が。常連は端から好みの味覚を伝えると聞く。飲食は柔軟性がマストだと教えられる思いだ。

 

まぁ、例によって例のごとく、味わい云々に関しては美食家でもないのでノーコメントとさせて頂くが、各々、写真でもって判断して頂ければと思う。

f:id:Croquis009:20201224194058j:plain

完食!

 

店内撮影は残念ながらNGとなっていた。恐らくお客の写り込みを気にしてのことが建て前だとは思うのだが、実は店主を含め家族の生活空間が職場に等しいからではないかと勝手に推測している。いわば自宅=店ならば、それも致し方ないかと思う。

にほんブログ村 オヤジ日記ブログ いきいきオヤジへ
にほんブログ村

「コストコ」どっこい、おととい来やがれ!PartⅢ

そうなるだろうと噂には聞いていたが、やはり行くべきではなかったと後悔した。ただ、年末間近とはいえ、まだ23日だ。それにかつては祝日ではあったが、今では普通の普通、週のど真ん中、水曜日の平日だ。こいつらはいった、どこから沸いて出てきたと言わんばかりに人が大集結している。もう、はっきり言って「密」です。

 

はい、ご塑像通り、「コストコ」です。前回、娘たちにとっての初コストコの際には、会員カードを作るのに約2時間ばかり並ばされた話をした。

fish-on-ice.hatenablog.jp

今回は、その様な必要がないことからスムースイン、ファストアウトを目論だものの、先ず駐車場という壁が立ちはだかった。

 

時刻は凡そ午後1時半。どの時間帯が一番混み合うか等の予備知識は一切ない。行き当たりばったりで大丈夫だろうと高を括ったものの、到着した途端に自分の甘さが浮き彫りとなった。駐車スペースが見当たらないどころか、空きを待つ車がそこらじゅうにハザードランプを点滅し待機している。

 

極めて思いつきで向かった「コストコ」だが、目的は仕入れだ。

f:id:Croquis009:20201223163311j:plain


よって遊びに来ているわけではない。モラル違反は重々承知の上で、駐車枠外ではあったが通行の妨げにならない場所にとめるとダッシュで店内へと向かう。

 

そもそも自分の買い物スタイルは、目的物に一目散に駆け寄って、むんずと掴みレジへ真っしぐらを心のうちとしている。つまり、用事もないのにあっちへフラフラ、こっちへフラフラと物色しながら歩くことを良しとしていない。今回はスタッフも同道してのことなので、いつもより更に無駄のない買い物だった、はずが…。

f:id:Croquis009:20201223164044j:plain

 

いや、なに?このレジに並ぶ大集団は。

f:id:Croquis009:20201223163242j:plain


もう一度言うが仕事中の買い出しだ。一刻も早く職場に戻りたい。にも関わらず、どのカートにもこれから精算されるであろう、数々の食材であったり無機質はものであったりがそれこそ山積みとなっていた。その光景は春節に来日した中国人の爆買いを彷彿とさせる。実際、顔ぶれも各国入り混じりバラエティに富んでいた。

 

まったく息が詰まる思いを我慢して、やっとの思い出空を拝めたのは約30分後。往復の所要時間が約1時間20分。駐車までに10分。買い物に10分。レジ待ちに20分。締めて約2時間は果たしてパフォーマンス的に意味があったのだろうか?と自戒したのだが、「混むそ、混むんじゃないかな、きっと混む」と思いながらも興味本位が先走り、ついつい行ってしまった自分がつまりは馬鹿だったというお話は以上です。

 

ただ「何事も自らの目で見たことのみを信ずる」を信条としているのでそれはそれで勉強になって全然良くなかったけれど良かった。

にほんブログ村 オヤジ日記ブログ いきいきオヤジへ
にほんブログ村

「別れろ切れろ」は、芸者の時に言う言葉…今のあしきには「死ねと云っておくんなまし」

なんか左足のアキレス腱辺りに違に感ずることがあったのだが、多分、ただの筋肉痛だろうと気が付かないふりをして走りに出た。自分のことをご存知の方はご存知だろうが、ご存知で無い方は全くご存知ではないだろうからここで少し自分の趣味、ランニングについて補足させて頂こう。

 

高校の同級生に裸足でマラソンに出場してしまう、まさにアベベな奴がいる。アベベがわからない?ググれ。彼が普段履きとして愛用している自家製のワラーチと呼ばれる履物がある。一見、ビーサンの様な見栄えだが、実は走りに特化した究極のエコシューズ?なのだ。その彼に自分は感化され挙げ句、自分でもワラーチを手作りし、それを履いてランニングのみならずマラソン大会にも参加しているというわけだ。

 

結論から言おう。いつもの様にワラーチを履いて走っていたら、冒頭の痛みを感じた部分がどんどんと感受性が強くなり、感ずるから確実に痛みへと変異した。まるでヨーロッパを席巻し始めた変異型新型コロナウィルスのの様に…。いや、ちょっと全然違うとは思うけど使ってみたかっただけなの。簡単に言えば痛くて走ることが出来なくなった。

 

自宅まで残すところ3kmばかりの道のりだ。仕方がないので足を引きずりながらも歩いているとお次は足裏にいきなりの違和感が訪れる。足を上げると、足首に固定する紐、通称パラコードだけを残し、ソール部分が足の下でぶらぶらとタヌキの◯◯◯◯の様に揺れていた。

f:id:Croquis009:20201222123510j:plain

 

鼻緒が切れた。お待たせしました。これが結論です。足は痛いは鼻緒は切れるはでまさに泣きっ面に蜂、弱り目に祟り目、踏んだり蹴ったりだ。オマケにワークマンで買った臭いそうな5本指靴下には「ひっつきぼぼ」の仲間がくっついてるし。

 

余談だが「ひっつきぼぼ」は生粋の岐阜弁らしい。「ぼぼ」は「さるぼぼ」の「ぼぼ」と同じ意味で、子どもの事を指すそうだ。要するにお母さん恋しさにくっついてくる子どもを指し「ひっつきぼぼ」と呼ぶそうだ。

 

てゆーか、そんなことはどーでもいい。いっそのこと片方だけ裸足で帰ろうかとも思ったが、ワラーチを履いているだけで周りからは奇異な目で見られることがほぼ100%なので、その上、片足だけ裸足ともなれば、それが200%に跳ね上がることになりかねない。

 

試行錯誤のうえ、パラコードの長さを調整して、足の甲とソールを直接、結びつけてみたら、何とか固定することの成功。

f:id:Croquis009:20201222123548j:plain


結び目がほどけぬ様、慎重に、というか足が痛いから慎重にならざるを得ないのだが、なんとか自宅までたどり着くことが出来た。残り2kmにも及ぶ壮大な物語は無事、幕を閉じる。

 

思えば随分と酷使したものだ。これ一足でいったい何キロ走ったことだろう。ご苦労様と供養して、さてさっそくお次の制作に掛からねば。

f:id:Croquis009:20201222123613j:plain

 

おまけ

 

にほんブログ村 オヤジ日記ブログ いきいきオヤジへ
にほんブログ村

「ごめん。ちょっと店長呼んでくれる?」

ゆず湯に浸かりながら、日曜日の晩の出来事をぼーっと思い出し考えていた。

 

珍しく子等の母親も加わり、家族5人で外食をした。車で10分の距離にある焼肉屋だ。予めホットペッパーで予約を入れておいた。5年に一度あるかないかという、オリンピックよりも稀有、且つ希少性はあっても希少価値の無い家族揃っての忘年会だ。なんか意味わかんないけどつまりそんな感じだ。

 

坊主というアッシーが出来たことがきっかけとも言えよう。夫婦どちらかが酒を飲めばどちらかががまんせねばならない。つまりそのことが家族が揃って夜に外食をする機会が滅多に無い一番の理由だった。これからはどんどんと活用させてもらおう。

 

で、当の焼肉屋だが、食材に関しては可もなく不可もなくだがアルバイトは愛想がよく接客に関しては中々良かった。5時半に入れた予約もそろそろ7時を迎えるとそろそろ〆に入ろうとなった。各々好きなものを最後に注文する。因みに注文はタッチパネルが採用されていた。

 

暫くするとアルバイトの男の子がやって来て、

「すみません。お席の予約は1時間半となっていますのでそろそろお願いします」

と言うではないか。

 

「えっ?ちょっと待ってよ。頼んだものまだ来てないし」

「ごめんなさい。お次の予約があるものですから…」

アルバイトは言わされているだけだろうし本当に困った様子だったので、釈然としないが席を立ちレジへと向かう。

 

「ふざけんなよ」

と坊主が一人憤り怒りの声をあげていたので、それを鎮め一旦、家族を外に出す。その後、レジの女の子に

「ごめん。ちょっと店長呼んでくれる?」

と呼び出しを依頼した。

 

「あのさ、いきなり帰れってのはちょっとおかしいんじゃない?頼んだものもまだ来てないのにどういうこと?」

「すみません。ホットペッパーに書いてあったと思うのですが…」

「思うなんて自分でも不確かなことを客が把握出来ているわけないじゃん。次に予約があるとか、そういった事情があるならば着席した時に1時間半でお願いします、と伝えれば済む話じゃない?」

「すみません」

「その事だけはダメ。あとは良かった」

「ありがとうございます」

 

帰りの車の中でも怒りが収まりきらない坊主が声を荒げていたが、自分は同業者なので店の事情も理解は出来る。ただ、方法が良くなかっただけだ。本当は伝えねばいけなかった事をアルバイトがうっかり伝え忘れてしまっていたのかも知れない。ただ店長たるもの、それは予め確認しておかねばならない事だと思うし、もし不手際が生じたならば、アルバイトではなく、自らがその場に現れ説明なり謝罪なりをする事が必要なのではないか?

 

因みにホットペッパーにはサイトにも予約確認のメールにも「1時間30分」などという文言は一切、見当たりませんでした。その場しのぎの出任せか、ただの勘違いかどうかはしらないが、見ればわかることなのでちゃんと把握しておきなさい。

 

なんか怒って会計しちゃったもんだから、まだ来てなかったメニューがちゃんとキャンセルされていたかどうか確認するの忘れてたよ~(汗)

 

f:id:Croquis009:20201221125346j:plain

 

にほんブログ村 オヤジ日記ブログ いきいきオヤジへ
にほんブログ村

5本で200円@各務原市「のりちゃんだんご」

この日曜日に納車可能との連絡をもらい、さっそく昨日の午前中に車を取りに行った。エンジンがいつ止まってもおかしくない、心筋梗塞な先代車とはとうとうお別れの時だ。ただ所有者は自分にしても主な使用者は嫁だったので、自分にとって愛着はまったくない。よってニューカーと引き換えにスコンと乗り捨ててきた。下取り代2,000円也。どちらにしても廃車にする予定だったので、その費用が抑えられてむしろラッキーだった。

 

車が趣味とまではいかないまでも、運転をするのは昔から好きだ。となれば、必然的に乗っていて楽しい車が選ばれることが多い。その反対に嫁は車になど全く興味がない。ただの移動手段としか考えてないものだから、放っておくと車検が切れていることすら気が付かないことがある。オイル交換然り。面倒でも此方が注意しておかねばならない。自分が所有者であることもその理由のひとつだ。

 

その様な理由から、車に寄せる嫁の希望は100%黙殺している。つまりは1~100まで自分の趣味嗜好で選ばれるというわけだ。今回も随所にこだわりが見られるのだが、興味のない者には全くどうでも良いことなので「へー」とでも言ってもらえたならば幸いだ。

f:id:Croquis009:20201220152741j:plain

f:id:Croquis009:20201220152758j:plain

f:id:Croquis009:20201220152821j:plain




場所が各務原だったので、ついでに各務原でつい最近、団子屋を営み小遣い稼ぎを始めた社長さんに会いに行った。いや、厳密に言えば団子を買いに行っただけなのだが、たまたまそこにいたのでついでに挨拶をさせてもらった。

f:id:Croquis009:20201220153141j:plain


彼は沖縄つうでもあり、現地の名物「ニューハーフ」にいたく入れ込んでいるという噂だ。まぁ、自分の車における趣味嗜好と同じく、人にはそれぞれの趣味嗜好があるわけだから、そこは何も言わず皆さんにも温かい目で見守って欲しいところだ。

 

因みに団子は5本で200円という、呆れた価格で販売されている。小遣いとして彼の懐に入ることを考えるとちょっと癪だが、せっかくだから娘たちと3人で10本ずつ、計30本を買い持ち帰った。それでもたった1,200円というから笑える。

 

空はピーカンだ。せっかくテイクアウトしたのだから、近所の公園にでも行こうと国営木曽三川公園内にある「かさだ広場」へと向かった。

f:id:Croquis009:20201220153220j:plain


しかし、いくら自分がアウトドア好きだからとはいえ、北西からの冷たい寒風吹き抜けの公園は地獄の寒さだった。じゃ、やめときゃいいのに一度漕ぎ出した船だ。そう容易く引き返すわけにはいかぬ。たいていの場合、遭難というものはこういった思考原理に基づき起こりうるものとはわかりつつも、何とか難局を乗り越え完食に至った。

 

ただ満足したのは自分だけで、娘たちにはぶーぶー言われたけどね。ただ、それもきっと良い思い出になることだろう…か?

にほんブログ村 オヤジ日記ブログ いきいきオヤジへ
にほんブログ村

時短ゆえの巡り合い♡

時短営業となり2日目が終わった。初日の金曜日は、かつて無い程にヒマな金曜日となった。「華金」という言葉は既に過去のものとなってしまったのか?一過性のものと期待したいが、まだまだ先の話となりそうな予感が漂う。

 

それはともかくとして、要請通り夜の9時にパタリと看板が消えた街中というのはそれはそれで見応えがあった。それまで路上にまばらだった人影が、9時と同時に店を追いやられ一気に街を賑わしていた。誰が例えたか、まさしく行き場を失ったゾンビの集団さながらだ。

 

ただ、普段は遅くまで就労を余儀なくされている従事者にとっては不謹慎だがちょっとしたお祭りムードだ。8時半にラストオーダーをとって、そして9時に看板を消してしまうなど街中の飲食店、特に居酒屋などではあり得ない話だろうと思う。

 

「おーい、せっかく早く終わったから飲みにでもいくか?」

「お、いいですね~」

「あ、忘れてた。どこもやってねぇや」

なんて会話もあったりして。事実、誰かを誘いこそはしないまでも、この自分自身がその気満々だったことを思うと、実際にあり得ない話ではなかっただろう。

 

柳ヶ瀬辺りでの繁華街では、既に実態調査のパトロールが行われたとのこと。朝の市場で同業者から聞かされた。

「9時になったらもう帰って下さい、なんて言われたけど、後片付けもあるしそういうわけにもいかないでしょ?どうされてます?」

「いや、お客さんを帰せば既に営業は終了じゃないですか。そこまではちょっと無理じゃないですか」

といった会話が交わされた。

 

看板を消して鍵をかけてしまえば中の様子をうかがうことが出来なくなる。9時以降に繁忙時を迎える、いわゆる「接待を伴う飲食店」にその可能性を見ての指導をあらゆる店に一律に行っているのかとは思うのだが、光も漏れぬ扉に閉ざされた料理やなど聞いたことがないので取り越し苦労かと思う。それにあくまでも要請であって命令ではない。

 

どこにも寄れぬのならば致し方なしと帰宅する以外にない。ま、翌朝も早いのでどっちみち帰宅するんだけどね。

 

帰りに行きつけ?のドラッグストアに寄ると、以前から目をつけていた「北海道チーズ蒸しケーキのとろけるぷりん」が値引きされて売られているではないか!

f:id:Croquis009:20201219125946j:plain

f:id:Croquis009:20201219130025j:plain

どうやらスプーンが必要らしい


ことドラッグストアで買うスイーツに関しては、値引きされたものしか手を出さないと心に決めている。それよりもなによりも販売価格が実にやらし…絶妙じゃないか。千載一遇のチャンス到来とマッハで買い物かごへと放り込んだ。翌日になればゴミとして投棄されたことだろう。その寸前に救助することが出来て本当に良かったと心が感動で震えた。

 

してお味は?

f:id:Croquis009:20201219130239j:plain

f:id:Croquis009:20201219130359j:plain

うん、想像以上に「とろけるぷりん」だった。そりゃ北海道蒸しケーキだけでも十分に美味しいんだもん。そこにプリンが加われば確実に相乗効果が生まれるよね。そして深夜、背徳の味覚に僕はまたデブになる。

にほんブログ村 オヤジ日記ブログ いきいきオヤジへ
にほんブログ村