氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

「45ちゃい独身、無駄に美味しいものを知る」女からの頂きもの

45歳独身「酒は飲むもんじゃねぇ、浴びるもんじゃ」が口癖の女性スタッフが、彼女が所属する居酒屋店舗に朝っぱらからいるところに偶然にも遭遇してしまった。当日はその店舗の定休日だったし、何よりも午前中、それも朝っぱらからそこにいるなどという事は本来ならば有り得ない。

 

「なにしとるん?」

「ちょっと店に自転車を置かせてもらおうかと思って」

「どこか行くのか?」

「はい、伊勢神宮へ」

「そうか、気を付けない様に行ってこいよ」

「はい」

 

年齢を重ねて耳にまで来たのかどうやら細部に至っては聞き逃した様だった。

 

午前10時9分。彼女からのLINEで、今から飲みますよ、と言わんばかりに「サントリーハイボール『濃いめ』9%」と、バレンタインデーのお返しに自分が贈った「手むしりいか」の写真をわざわざ送ってきた。

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オレを挑発しているのだろうか?

 

そこで

「いすず野あそび餅を買ってこい」

要するにお土産は「いすず野あそび餅」だぞ、という意味でLINEを返すと、

赤福?」

と返って来ただけでその後は連絡が途絶えた。既にベロベロにでもなってしまったのだろう。自分には電車の中で暴れることない様に祈るしか術がなかった。

 

「あ!赤福忘れました」

と翌12時8分に、やっと正気に戻ったか再びLINEが入る。言っておくが要求したのは「いすず野あそび餅」であって普通の「赤福」ではない。まぁいい。特に期待はしていなかった。

 

すると、その数十分後に、

「お~い、いるか~?」

と職場に顔を出したと思ったら手土産を渡し

「うぃ~っく、これ。高島屋で買ってきたでし」

と言い残し千鳥足で帰っていった。なんだったんだ、いったい。

 

もらった以上は中身を確認せねばならない。

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提供元は愛媛県宇和島(有)元祖キリン堂とある。元祖があるのならば本家もあるのか?とふと疑問に思いググってみたが、本家は存在せずただの「キリン堂」を名乗るドラッグストアがある様だ。ドラッグストアでは喧嘩の相手が違うだろ。まぁいい。

 

宗純餅(むねずみもち)」とある。

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どうやら「わらび餅」の様だ。


縁のある伊達宗純から名を取ったか?どれどれ、お味の方は…。

「おぉぉ…ぉお…おおお…」

めちゃくちゃ美味いやんけ!食感もさる事ながら、甘さ控えめで上品な味わい。包装と社名とのギャップが余りにもあり過ぎてそれがまた相乗効果をもたらせている。

 

 

感想とお礼のLINEを送ったら、

「45ちゃい独身、無駄に美味しいものを知る」

と返ってきた。1週間だけの期間限定販売だとのこと。7月にまた販売されるとか。

 

「じゃ、7月にまたよろしく」

「言うと思ったwww」

その時はまたご報告させて頂くとしよう。

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愛と追憶の日々@さようならマイラバー(涙)

ポンコツでも長年乗れば愛着がわく。それも好きで乗っていた車ならば尚更だ。とはいえ、いつか別れねばならないのも自然の理だろう。それが人からなのか、はたまた車からなのか、若しくは同時に世の中からおさらばといったケースもあるだろう。今回は車からでもなく、同時にでもなく自分の意思で別れを告げることにした。

 

ご存知の様に宅の坊主がこの春から就職をする。ご存知でない方はこの際だから存じおきなさい。ただ就職先があまりにも交通の便が悪い辺鄙な場所なので、必然的に自動車通勤が余儀なくされるわけだ。となれば、つまり足が必要ということで、今回、新しく中古車を購入することにした。中古車なのに新しく購入するとはこれ如何に。

 

当初、自分の車を使わせる計画だったが、諸々の経費が掛かりすぎるということに加え、初心者ゆえまだ運転が下手なことを自覚し、もっと小さな車にしてくれと懇願してきた。それも確かにそうだろう。毎年5月に請求が来る自動車税も、税制改正により新車登録から13年経過するとドカン!と跳ね上がり今では8万円を超えている。経済事情もさる事ながら、お国にそこまでお金を落とすことも段々と馬鹿らしくなってきた。

 

1台増えれば駐車場も確保せねばならない。それもまた金の掛かることだ。幸いにして田舎住まいなので駐車場を借りるといっても代金はたかが知れている。とはいえ年間を通して考えればそれなりの額になってしまう。

 

どうせ手放すならば坊主の車を買うついでに下取りに出してしまえとなったわけだ。既に購入金額から下取り額を差っ引いた金額はジャパンネットバンキーから振り込んである。あとは納車を待つばかりだ。

 

「ドナドナド~ナ~ド~ナ~」を頭の中でエンドレスリピートさせながら愛車を下取りに出すべく自動車屋へ持ち込む。すると店主が出てきて

「まだ振り込まれてないよ。何度も確認したけど」

と開口一番、そう言ってくるではないか。

 

「えっ?おかしいな。なぜだろう?」

慌ててiPhoneで確認すると、確かに振り込んだ額が全額戻ってきている。改めて振込先と口座番号を確認すると、

「3じゃない。8だよ、8」

 

どうやら「3」「8」を間違えて振り込んでしまったらしい。もう、老眼と白内障のバカ!此方の手違いとあって振込手数料は返ってこない。また、払わなきゃならねぇじゃんか。トホホである。他にも手違い勘違いで都合5~6往復はさせられたかな?ただ、「これがいい」と見初めた車を取り扱う車屋が、偶然にも自宅から1km程度と手違いがあっても直ぐに是正出来る距離にあったのは非常に助かった。車検の混み合う3月とはいえ、はい、そうですか、と呑気に待てる余裕はない。少しでも早く納車してもらう為に此方も最善を尽くしたというわけだ。

 

で、当のオタクな坊主はその間、何をしていたかというと、PCの前でひたすらキーボードを叩いていた。「親の苦労、子知らず」を身近に体験することとなったが、車の購入代金はきっちりと給料から回収させて頂く。親子といえどもそこは「ミナミの帝王」に成りきる。

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激戦のホワイトデー「大とり編」

過ぎ去った日の出来事としてもう忘れてしまっても良さそうな、いやむしろ忘れてしまって欲しい話だが、事に物が絡むといつまでも忘れることはないのだろう。それが前日であり、物欲逞しい我が家の女どもの話ならば尚更だ。

 

ホワイトデーも「大とり」の出番となった。外面を大事にする自分であるからにして、外部からの貢物に関してはフライングしてでも先に済ませてしまう。因みに外面は「がいめん」ではなく「そとづら」と読む。念の為。今年もつつがなく終えることが出来た。

 

さて、家庭内ホワイトデーだ。何せ木曜日の夜に家族に会ったきりで、金土と早朝より深夜まで不在であったが為、お返しを手渡すどころか顔すら見ていない。その点、相手が家族になると気楽なところだが、反面、お返しを怠るといつまでもグチグチと言われるのもまた家族ならではで大変なところだ。

 

長女へのお返しは簡単だ。かならず中に「おにぎりせんべい」を忍ばせておけばそれで済む。

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あとは両隣をチョコレートで彩れば見た目にも華やかだ。

 

次女からは最初からお返しの指定を受けている。「男梅1年分」だ。1年分とまでは行かぬまでも、どうせならばバラエティ豊かにお返ししてやろうと男梅セットのお返しとなった。

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内容は

男梅グミ」

男梅ソフトキャンディー」

男梅キャンディー」

男梅タブレット

男梅ほし梅」

男梅五大老だ。ここに

男梅シート」

が加わると男梅六神将となるが、「男梅シート」だけは彼女曰く「ゲロ不味」なのだそうだ。

 

この5つを揃えるだけでもスーパーやドラッグストア、「お菓子のもりや」など専門店へ足を運ばねばならない。男としてもマメな方だと自負するが、父親としてはもっとマメなナイスダディだとこの事からしてもわかって頂けるかと思う。

 

日曜日の朝に顔を合わせた折り、やっと手渡すことが出来て今年のホワイトデー行事もことごとく終了することとなった。

 

「お母さんのは?」

「えっ?」

「お母さんへのお返しは?」

「…。」

 

も、もちろん忘れているわけな、ないじゃないか。

「はい、これ」

 

キリン一番搾り350ml缶「麒麟がくるバージョンだ。

 

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中瓶が出ているのは知っていたが、350ml缶で見たのは初めてだったので衝動買いをしたものだったが、この際だ、気前よく「どーやっ!」と差し出してしまおう。

 

「1本だけ?」

「えっ?あ、いや、取り敢えず」

 

まぁ、そりゃそう来るわね。娘達がくれたバレンタインチョコもどうせ出処は嫁の財布だもん。その後、すかさずドラッグストアに車を走らせ「エビス」の6缶入り1ケースを買って手渡し良しとしてもらいました。

 

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24時間戦えますか?

午前3時前に起床して出勤。そして日中の業務を済ませ、夜は現場に出向。22時に退店し帰宅準備にかかる。車を走らせ途中、比較的近所にある24時間営業の「西友」に寄り、既に「半額」の値がついている諸々の惣菜等を部色。結果198円の「助六」を購入(実際はその半値)。自宅に着いたのは23時を少しまわったところだった。

 

「以上が今日の奴の足取りです、ボス」

「よし、山さん、引き続き張り込んでくれ」

「了解しました、ボス」

 

風呂場の電気が点いた。どうやら風呂に入ろうとしているみたいだ。最近、エコキュートに変えたばかりだ。ガス代を気にせずにお湯を思う存分に使うことが出来る。おや、何やら悲鳴に近い声が聞こえるぞ。

 

「お湯、ねぇじゃん!」

どうやら帰りの遅い主人に業を煮やしてか、風呂の湯を落としてしまっていたらしい。風呂でゆったり出来ることだけを楽しみにしていたのにその思いを根こそぎ持って行かれてしまった様だ。

 

仕方がないからシャワーで我慢する。現場に蔓延する油やタバコの臭いを身にまとったままにしておくわけにはいかない。あんな所やこんな所まで念入りにブラッシュアップする。

 

時計の針は既に翌日へ向かいカウントダウン体制に入っていた。坊主の部屋からは恐らく同級生とのやりとりだろう、無料通話アプリを使っての会話が聞こえる。たまに馬鹿みたいな笑い声が聞こえては来るが、馬鹿だから仕方ないと諦める。

 

時刻は既に翌日にもつれ込んでしまった。とはいえ、つい先ほどまで心拍数を上げながら仕事をしていたのに、直ぐに寝ろと言われても彼は「のび太」の様にはいかない。

 

ここからはオフレコでお届けする。

プシュッと缶を開けるとゴクゴクとそののどごしを楽しむ。缶の中身は内緒だ。だが、ここでやっと生きた心地を味わうことが出来たらしい。そして眠りへの準備を始める。起床時刻は前日に同じく午前3時前。

 

気が付くとiPhoneのアラームが鳴っていた。すかさず身体を起こし服に着替える。身体はまだ前日の疲れを宿しまるで泥の様に重い。坊主の部屋からは相変わらず話し声と馬鹿笑いが聞こえてくるが、再三言うように馬鹿だから仕方がない。

 

人手不足で現場に駆り出されることは今までも多々あった。ただ、人が余っているのに現場に出なければならない不合理な様(さま)は全て「元気ハツラツ!コロナミンC」のせいだ。

 

学生も休みに入り稼ぎ時の3月だというのに、アルバイトには無理やり休みをお願いしている。人件費を含めた支払いに「待った」はない。まだまだ先の見えない状況の中、アメリカでは国家非常事態宣言がされた。従姉妹が在住するスペインに於いても非常事態が宣言され、バルセロナを擁するカタルーニャ州への出入りが出来なくなり、2週間の自宅待機が言い渡されたそうだ。飲食にとっては死活問題となる。

 

日本で発令されることが無いことを祈りつつ、

「いつもの笑顔でやってます」

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「毛が」の功名?

切る髪があるうちは床屋へ行こう!

ということで、冒頭の言葉通り床屋へ行ってきた。一応、断ってはおくが、無い人は行っちゃけないという意味ではないので念のため。ただコストパフォーマンスを考えると出来るだけ安い床屋を選ぶべきかとは思う。

 

掛かり付けの理容師はその店の店長だ。

ここでふと、「掛かり付け」「という言葉に疑問が生じた。「掛かり付け医」などはよく聞き、使われる言葉だが、果たして理容師にも通用するのだろうか?

 

そこで「掛かり付け」をググってみると大辞林 第三版の解説として、「いつも診察してもらっていること」とあった。広辞苑だと「病気などでいつも特定の医者や病院にかかっていること」となる。ということは、医師や薬剤師にのみ使われる言葉だということが判明した。僕、またひとつお利口になっちゃった。

 

じゃ、なんて言えばいいんだ?ただ中世のヨーロッパでは理容師が外科医や歯科医を兼ねていたという話だし、床屋に必ずといって置いてある赤・青・白のくるくる回るサインポールは動脈、静脈、包帯を表しているという説もある。もう、難しく考えるのはやめよう。担当でいいじゃん。

 

年中無休の床屋なので、たまに店長が不在のときもある。生意気にも休みの日があるみたいだ。そこで所在を確かめる為にいつも電話を一本入れてから伺うことにしている。

 

「今日は店長いらっしゃいますか?」

「店長、今日はお休みです」

「系列店にお手伝いに行っているってことはない?」

2店舗を擁する床屋なので、もう1店舗の店長が休みのときは変わりとして手伝いに出ているときがある。

「いえ、お休みです」

ならば仕方ないと木曜日は諦めた。2連休をとることは有り得ないと本人が以前、言っていたので、翌日、要するに昨日(金曜日)はノーアポで訪れた。

 

「あれ?店長は?」

ひとり残らず女性スタッフばかりで、男の姿が欠片も見えない。たまにしか会うことのないチーフ格のスレンダーな女性が

「今日、店長休みなんです」

と教えてくれた。マスクで顔を覆ってはいるが、彼女が美人なことは知っている。知ってはいるが今、そんな事はどーでもいい。

 

「えっ?昨日、電話したらお休みです、って言われたけど、まさかの連休?」

言ってることが違うじゃねぇか。

「いや、昨日はもうひとつの方の店舗に行ってました。今日は本当の休みです」

心の中で「嘘つきー!」と叫んでいる自分がいた。たが立ち直りは早い。

 

「そうなんだ。まぁ、いいや。じゃ、チーフお願い♡」

というわけで急遽美人チーフに担当してもらった。彼女がいつも居てくれるならばずーっと彼女であっても全く問題ないどころかその方が良かったりもしちゃったりして。

 

というわけでホワイトデーお返し第二弾。

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キリン ブラウマイスター 芳醇プレミアム

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ごんじり 手むしりいか 焼めざし



当年とって満45歳の酒癖が悪い独身で飲兵衛の女性スタッフへ。

 

「グッと来るぜ」

とお礼のLINEが入ってきた。

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2018年3月13日 過去の出来事・9

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名古屋がウィメンズで色めき立っている頃、各務原シティでも密かにもうひとつのドラマが繰り広げられていた。そう、「かかみがはらシティマラソン」だ。平仮名で書かねばまともに読んでもらえないのが各務原のネックなのだが、考えてみたら「ぎふ清流ハーフマラソン」も「ぎふ」と平仮名で書かれている。岐阜は都道府県の中でも漢字で書くことが難しいネーミングだとされているが、ひょっとして読まれる方にも自信がないのだろうか。まぁ、そんなことはどうでもいい。

今年は各務原飛行場設立100周年にあたり、普段入るどころか見ることさえも叶わない航空自衛隊岐阜基地内の滑走路をコースとしたプレミアムステージが用意されるとのこと。本当は同じ日に開催されるウィメンズにエントリーしたかったところだが、性別上の理由で断念。来年に賭けることとしよう。その前にタイ旅行の計画を立てねば。

滑走路の中を走る爽快感は想像以上のものだった。大きな大会でいくら広い道を走ることが出来たとしても片側6車線、せいぜい20m程度が関の山だろう。滑走路の広さはそれのざっと2.5倍程度と推測される。快晴に恵まれ見晴らしも最高だ。滑走路の中央辺りに遠くは伊吹山まるで遮るものもなく見通せた。翼があったならば空に吸収されてしまうかの様な錯覚にもとらわれる。多分にランナーズハイが引き起こした現象であったかも知れない。

今回のレースは、その初の飛行場滑走路という奇抜さもさる事ながら、自分にとっても初の試みがあった。予てからいつかはと考えていたワラーチによるレース参戦だ。レースと言えばレースだが、飛行場の滑走路を走ることが出来るだなんて恐らくこの先ないだろう。ワラーチでのんびりと楽しんでみるのも一興かと考えたわけだ。

ところがどっこいほいさっさ、いざ号砲がなるとどうしても周りに釣られてしまい自分のペースというものを失ってしまう。結局、スピードレース向きではないと言われているワラーチであってもガチンコを決め込んでしまった。初めてのワラーチによるレース体験の他に、足の裏には大きな豆という副産物までこしらえてしまった。が、走りきったという満足感はランニングシューズのそれとはまた別格のものがあった。

ついついコスパと口にしてしまうのは悪い癖だが、前回のモリコロパークラソンとは雲泥の差のお値打ち感があったと感じられた。基地内ということもあり声援は少なくエイドでの食べ物補給こそはなかったものの自分にとっては良い大会だったと振り返る。4月の「ぎふ清流ハーフマラソン」への弾みがついた。

ただ、その声と美貌で会場を癒しつづけた進行役の女性アナウンサーについぞ話しかけられなかったのが唯一の心残りだったが。

あ、そうそう。これだけは言っておかねばならない。駐車場を出ようとする車が渋滞をなす中、それも駐車場通路のど真ん中で不意のエンジンストップ。よって渋滞を更に大きくするという大混乱を招き皆様方には多大なるご迷惑をお掛けした。深くお詫びする。入っててよかったジェーエーエフ♡ 今年で入会30年だって。知らんかったけど。

それはそうと、人の不幸を知りながらレースが終わったらとっとと「美人の湯かかみがはら」へ行ってしまった薄情者のことは死んでも忘れない。

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生でいかせて@松永製菓株式会社〈生〉しるこサンド

受けた恩義は返さにゃならぬ。来なくてもいいのに来るべくして来てしまったとばかりに「ホワイトデー」がいよいよ明日に迫った。年々、お返しをする相手が減っていくことは寂しくはあるが、ただ、年齢を重ねるに従い立場が変わればお返しも変わる。そこらで売っているアルファベットチョコレートというわけにもいかず色々と頭を悩ませるわけですよ、これが。

 

掃除に支度にほぼ毎日、粉骨砕身がんばってくれているパートさんに何をお返しすれば良いのかと、竈門炭治郎なみに全集中すること2~3秒。たまたま春日井方面に用事があったので、事のついでに名古屋がお届けする日本の銘菓「しるこサンド」を製造する松永製菓へと寄ってみた。

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松永製菓直売店

 

訪れるのは何年かぶりだったが、敷地に入った途端に何かしらの違和感を覚えた。

「ん~、なんだったかな?」

 

ま、取り敢えず置いといて、敷地内にある「松永製菓直売店に潜入した。外観から想像して、道の駅などによくある土産物売り場の様に松永製菓製造のお菓子が並べられているのかと思いきや、思いのほか売り場は狭く開放感はまるでなかった。

 

とはいえ目的は物色ではなくお目当てのものを買いに来ただけなので店の狭さなどはどうでも良い。ただ、スタッフのお姉さんが濃厚接触か?と思わせるくらいに近過ぎたことが嬉し…、もといちょっと心配だった。

 

「なんか以前に来たときと雰囲気が違うんですけど、なんででしょ?」

 

ついでに違和感を抱いたことについて質問をしてみた。

 

「あぁ、多分ボーリング場ですね。以前はここにボーリング場があって、その一角が直売所だったんですよ」

 

「あ、そっか。無駄に広い駐車場はその為だったんですね」

 

こんな小さな直売所ひとつの為に何百台もとめられる駐車場があったことも違和感のひとつだった。

 

松永製菓の道楽で、ボーリング場をも経営していたということだ。製菓会社がボーリング場経営とはそれこそが最大の違和感だったろう。なくなって良かったと思う。

 

というわけで、お返しは『生しるこサンドだ。

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因みにサンドされた中身だが、つぶあんこしあん『抹茶』の3種類がある。当然、つぶあん党総裁としては選択の余地なくつぶあんを購入した。ついでに、自分用のアソートを購入したことは言うまでもない。

 

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先ずはこしあんちゃんを攻めてみた。ほら、とっても綺麗な薄紫色だね♡

 

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思わずしゃぶりつきたくなる衝動を抑えてもう一度合体♡

 

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そして正攻法にてパカッと割るとキュートなお口にポポポイのポイッ♡

 

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そこはかとなく和の面持ちを感じるなかに、クリーミーこしあんと口溶け柔らかなビスキュイに洋の面持ちも見え隠れした類い稀なる逸品として仕上がっている。『こしあん』ですらこうなのだからつぶあんだったりしちゃったりするともう、腰が砕けてメロメロになっちゃうかも~♡

そうなると危ないから『つぶあん』は休みの日までとっておこっと♡

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