氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

2018年3月13日 過去の出来事・9

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名古屋がウィメンズで色めき立っている頃、各務原シティでも密かにもうひとつのドラマが繰り広げられていた。そう、「かかみがはらシティマラソン」だ。平仮名で書かねばまともに読んでもらえないのが各務原のネックなのだが、考えてみたら「ぎふ清流ハーフマラソン」も「ぎふ」と平仮名で書かれている。岐阜は都道府県の中でも漢字で書くことが難しいネーミングだとされているが、ひょっとして読まれる方にも自信がないのだろうか。まぁ、そんなことはどうでもいい。

今年は各務原飛行場設立100周年にあたり、普段入るどころか見ることさえも叶わない航空自衛隊岐阜基地内の滑走路をコースとしたプレミアムステージが用意されるとのこと。本当は同じ日に開催されるウィメンズにエントリーしたかったところだが、性別上の理由で断念。来年に賭けることとしよう。その前にタイ旅行の計画を立てねば。

滑走路の中を走る爽快感は想像以上のものだった。大きな大会でいくら広い道を走ることが出来たとしても片側6車線、せいぜい20m程度が関の山だろう。滑走路の広さはそれのざっと2.5倍程度と推測される。快晴に恵まれ見晴らしも最高だ。滑走路の中央辺りに遠くは伊吹山まるで遮るものもなく見通せた。翼があったならば空に吸収されてしまうかの様な錯覚にもとらわれる。多分にランナーズハイが引き起こした現象であったかも知れない。

今回のレースは、その初の飛行場滑走路という奇抜さもさる事ながら、自分にとっても初の試みがあった。予てからいつかはと考えていたワラーチによるレース参戦だ。レースと言えばレースだが、飛行場の滑走路を走ることが出来るだなんて恐らくこの先ないだろう。ワラーチでのんびりと楽しんでみるのも一興かと考えたわけだ。

ところがどっこいほいさっさ、いざ号砲がなるとどうしても周りに釣られてしまい自分のペースというものを失ってしまう。結局、スピードレース向きではないと言われているワラーチであってもガチンコを決め込んでしまった。初めてのワラーチによるレース体験の他に、足の裏には大きな豆という副産物までこしらえてしまった。が、走りきったという満足感はランニングシューズのそれとはまた別格のものがあった。

ついついコスパと口にしてしまうのは悪い癖だが、前回のモリコロパークラソンとは雲泥の差のお値打ち感があったと感じられた。基地内ということもあり声援は少なくエイドでの食べ物補給こそはなかったものの自分にとっては良い大会だったと振り返る。4月の「ぎふ清流ハーフマラソン」への弾みがついた。

ただ、その声と美貌で会場を癒しつづけた進行役の女性アナウンサーについぞ話しかけられなかったのが唯一の心残りだったが。

あ、そうそう。これだけは言っておかねばならない。駐車場を出ようとする車が渋滞をなす中、それも駐車場通路のど真ん中で不意のエンジンストップ。よって渋滞を更に大きくするという大混乱を招き皆様方には多大なるご迷惑をお掛けした。深くお詫びする。入っててよかったジェーエーエフ♡ 今年で入会30年だって。知らんかったけど。

それはそうと、人の不幸を知りながらレースが終わったらとっとと「美人の湯かかみがはら」へ行ってしまった薄情者のことは死んでも忘れない。

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