氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

Mission complete!我スタバを攻略せり

こちらスネーク。これから潜入する。一旦、連絡を絶つ。

 

何もスタバがあるのは駅構内だけではない。自宅への帰り道、その途中にも郊外店が存在する。日時は1月16日午後5時30分。昼間、得ることが出来なかったあずきなこ わらびもち 福 フラペチーノ」を求め今からスニーキングミッションを開始する。

 

 

駐車場の店舗からなるべく離れたところに車をとめ、目撃者がいないことを確認すると店までは全力疾走だ。手前、約5mで足を止め、左右を確認。

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よし、人の気配はない。匍匐前進で入口まで進み、ガラスの扉から要塞内の様子を確認する。

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誰もいない。だが油断は禁物だ。

 

音を立てない様に扉を開けると、先ずは扉の陰に身を潜めた。

 

こちらスネーク。潜入に成功した。これからミッションを開始する。

 

 

「いらっしゃいませー」

いきなり見つかってしまった!仕方ない。こうなったらなる様になれ、だ。

 

「ご注文はお決まりですか?」

キャストが最高の笑顔をこちらに向けメニューを指し示す。美人だ。やめてくれ。拐かすんじゃない。こんなところで足踏みしてはいられない。

 

「えーと、あ、じゃぁ、この一番上のを下さい」

 

「はい『あずきなこ わらびもち 福 フラペチーノ』ですね。かしこまりました」

 

「メニューの写真、撮ってもいいですか?」

 

「はい、どうぞ。よかったです。これ今日までなんですよ」

 

「えー、そうなんですか?じゃ、自分はラッキーでしたね」

 

「はい、そう思います」

我ながら白々しい。

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入口からは気がつかなかったのだが、一階のフロアはほぼ満席。多くは学生かと思われるのだが、ノートやら書類やらラップトップPCなどを傍若無人にも卓上に広げ占拠している。

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致し方なし、

「あずきなこ わらびもち 福 フラペチーノ」を受け取ると二階フロアへと階段を上っていった。

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とうとうその正体を現した、これが「あずきなこ わらびもち 福 フラペチーノ」だ!

 

二階席もほぼ満席だったが、小さなテーブル席がひとつだけ空いていたのでそこに腰を掛ける。さて、いよいよミッションも大詰めだ。

 

「これは一体全体、どこから手を付けるべきか…」

茶道にも作法があるのならば、きっとスタバにもそれ相応の作法というものが存在するのだろう。が、正直、スタバに潜入したのはこれで2度目だ。

 

仕方ない。こうなったらなる様になれ、だ。(2回目)

 

先ずはフタを取る。戦闘開始だ。ストローの先端が上下に左右にと縦横無尽にカップの中で戦いを繰り広げる。あんこが甘い。きな粉の風味が口中に広がる、と同時にストロー内部をわらび餅が山ヒルの様にせり上がってくる!おっと、これは危険だ!だがもう避けようがない。一歩間違えば喉につまらせ病院送りにされかねない。危うくそうなるところを咄嗟の機転で避けることが出来た。

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どうしたかだって?ふっ、それは想像にお任せする。ゲホゲホ

 

無事完食?完飲?を果たすことが出来た。

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ところが自分のことに一所懸命で周りに気を遣うことを一切合切忘れていた。潜入捜査官としてはまだまだ未熟者だ。ん?隣の女子高生が同じような物を飲んでいるぞ。アレ?蓋を付けっ放しなのにストローがささってる。改めて蓋を見る。頂上部分に穴が空いていた。

 

えっ?

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まいっか。ともかく目的は達成出来たということだ。では声高々に宣言させてもらおう。今回の作戦はこれにて無事終了。すなわち…

 

Mission complete!

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