氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

ときめきと焦燥の初「スタバ」

そういえばスタバ、わからない人の為に略さずいうと「スタアバックス」に行ってきた。ただ行っただけではない。店内に入りくつろいで来たのだ。

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ふふふ、想像に反した内容でごめんね。外から観ただけで満足出来たならばそれはもう、一流のスタア馬鹿もとい、スタアバッカーと呼ばせていただいても差し支えないレベルかと思う。ただ自分は二流どころか三流に毛が生えた程度なのでとてもとてもその様な方々の足元にも及びませぬ。

 

で、その三流にどこの毛が生えているのかわからないレベルの自分が、あろうことか女性をエスコートしてきたわけだ。ま、女性っつーっても一親等の二名だけど。

 

いつのことだったか記憶の片隅にも残ってない大昔、なにかを成し遂げたご褒美にスタバに連れて行ってあげるという約束を次女と交わしたことがあった。それがやっとの思いで履行されることになったわけだ。

 

最寄りのスタバはニトリと併設されており、駐車場は共有されている。行き先を告げずにニトリの駐車場に車を入れれば娘でなくともニトリに行くつもりだと思うだろう。その時点でサプライズはもはや成功した様なものだ。

 

「えっ?ニトリじゃないの?ひょっとしてスタバ?わーいわーい!やっと行ける!これでやっと友達の仲間入り出来る~♫」

 

えっ?たかがスタバ程度でそんな辛い思いをさせていたの?そうか。今どきのJCはスタバでも当たり前に利用しているのか。

 

店内に入ると1階席はほぼ埋め尽くされていた。多くはラップトップPCをこれ見よがしに持ち込んだり、教科書を開いて勉強をしている。自宅でやれよ、と毎度ながらこの光景を見てそう思う。自分の店だったら席料を請求したくなるだろうな、などと考えながら注文したのは今が旬の「さくらふわりベリーフラペチーノ」だ。

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因みにフラペチーノは造語で、スタバの登録商標となっているので勝手に商品名として使わない様に。

 

新人のアルバイトだろうか?手を震わせながらも懸命に、そして慎重にトッピングのクリームをグルグルしている。隣ではベテランのスタッフが「うん、いいよ。上手上手その調子」とエールを送っていたので、自分も一緒になり拳を握りギラギラと熱い視線を送り応援をしてあげた。却ってそれが鬱陶しかったかもと後で気がついたものの後の祭り。

 

1階席が空いてないので仕方なく2階席へと向かう。スタバって3名が一緒に座れる席ってねぇのかよ。それともここの店だけか?つまり多くて2名しか腰を掛けられない席しか用意されてなかったので、仕方なく娘たちと離れ離れの席に座らされることになった。お父さんがいなくても、元気に、元気に過ごすんだよ。取り敢えず蓋を取ろうと悪戦苦闘していたので、蓋の真ん中にストローを挿す穴が開いていることを教えてあげ自分の席に戻る。

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一品一品はけして安いといえる商品ではないものの、季節ごとに提供する目にも舌にも美味しい商品ラインナップは姑息だけど顧客の心をしっかりと釘付けにする出来栄えだと感心する。可飲部分を全て平らげ、最後に残ったクリームをすするのに悪戦苦闘していた娘たちだが、初めてのスタバはきっと記憶に残る人生の大きな出来事だったに違いない。だって3人で1,947円もしたんだもん。そう思わずにはやってらんない。

 

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