氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

Mission failed!遠きかな、スタバへの道のり

こちらスネーク。大佐、かなりまずい状況だ。人が多すぎて潜入出来ない。それに真ん中のひとりがサーチライトかの如く眩しい。

 

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16日、すなわち昨日までの限定商品「あずきなこ わらびもち 福 フラペチーノ」を賞味しようと、果敢にもJR岐阜駅構内にあるスタアバックスに潜入を試みようも、あまりの人の多さに怖くて近寄ることすら出来なかった。潜入捜査官としてはあるまじきことだ。そもそも、そんなチキンに潜入捜査官が勤まる道理がない。

 

それでも入口付近で商品看板を見るふりをしながら潜入のチャンスを伺う。その挙動にどこか不審な点があったのだろうか。

「あの…、並んでらっしゃるんですか?」

ふいに見知らぬ女性に声をかけられた。

 

「あ、いえ、違います。本当に違うんです!

並んでらっしゃいません」

適当に言葉をにごし後ずさりすると、踵を返し一目散にその場から逃げ出した。

 

Mission failed

 

このまますごすごと引き返すことも出来たのだが、それでは自分が確かにここに来たという証拠にもならない。ただの口三味線で終わってしまう。痕跡を残すべく一階にある「カネ井青果」へと寄ってみた。

 

岐阜の仁と名古屋の一部の仁を除いてその名を知る者は少なからろう。

(※岐阜では「あの人」を指す言葉として「あの仁(じん)」が使われる。すなわち「仁」=「人」のこと)

 

岐阜を舞台に暗躍する青果の仲卸会社なのだが、あまりにも巨大化した組織は仲卸であるにも関わらず元請けをも凌駕してしまい、岐阜市における青果物流の王として君臨するようになった。そして中央卸売市場を席巻するのみならず、その力をもってして小売店業界にも進出し一般向け市場を独占すべく地図を塗りつぶしに掛かっている。

 

そうはさせじ!

…などという意気込みは全く、まぁ~ったくないが、店頭で売られている焼き芋をいつか賞味してやろうと虎視眈々と狙っていた。

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そして昨日、やっとその時が来たのだ。

 

財布の中にある150円を握り締めレジに並ぶ。

「ありがとうございます。162円になります」

しまった!外税だ。なぜそんなことにも気がつかなかったのだろう。慌てて小銭入れをあさるも持ち合わせがない。

 

そうだ、PayPayだ。ペイ…ペイ…ペ…、ペ?

ない!PayPayの取り扱いはない。ついでにSuicaもない!

仕方がないから千円札を出した。持ってんなら最初から出せよ。

 

職場への帰り道に本物のミッションインポッシブラー達を見かけた。到底、自分に真似は出来ない。今回のことで足を洗うことに決めた。

 

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ついでに駅前にある趣味の悪い信長の銅像。どこぞの高校生が記念撮影に興じている。

 

えっ?焼き芋?説明するまでもなく普通に美味しかった。

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紅はるか

www.tanaka-midora.work

三虎さん、パクっちゃった!許して~(笑)

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