氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

わけあって「けいちゃん」を2人前食す@多治見市「元町ロマンス食堂」

無さ過ぎるってのも問題だけど、有り過ぎるってのも問題だよね。陶器を見に行ったは良いものの、その圧倒的な数量を前にして為す術がなかった。そして僕は途方に暮れる。

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陶器って作り手の価値観が反映されるよね。この青い人形なんて100万円だよ、100万円。

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言っちゃなんだけど、元をたどれば土だからね?そりゃ、素人の自分にこれを作れと言われても絶対に無理なんだけど、もしこれが売れることにでもなれば製作者は大気圏外まで万々歳なことだろう。


ほぼほぼ、目の保養だけで終わってしまった。目の保養といえば芸術家の考えはわからぬまでも、便器も陶器だと気付かされたコミカルな作品も展示してあった。

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さて、時刻も12時を過ぎたことだしランチとまいりましょう。


衝動的に「けいちゃん」が食べたいと検索したら、近場で1軒ヒット。そこでお隣、多治見市まで車を走らせた。が、ついた先は多治見駅のど真ん前。つまりは駅前繁華街の居酒屋街だった。当然のことながら店に駐車場などの用意はない。食堂という名に引っかかっちまったぜ。


その名も「元町ロマンス食堂」だ。仕方がないから近隣のコインパーキングに車を入れる。表から裏から様子を伺うと、どうやら食堂とは名ばかりで昼飲みが出来る居酒屋のようだ。

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ただ食事が出来ないというわけではなかろう。中華そばなんてメニュ-もあるし。


「いらっしゃいませ。お好きな席におかけ下さい」

店員3名。そのうち女性が1名。男性のうち1名は国籍不明の外国人だ。コンビニのみならず居酒屋でも外国人就労者に頼らざるを得ない人手不足がうかがえる。そりゃ、緊急事態宣言の度に首同様に扱われていたらアルバイトも堪ったもんじゃないからね。二度と飲食に勤めようなんて思わないことだろう。


「けいちゃんは2人前からなんです」

おっと!迂闊だった。

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とはいえ、当初よりそれを目指して来たわけだから、ここで日和れば漢が廃る。

「ええ、いいですとも。その挑戦、受けるとしましょう」


それならばとノンアルビールも追加した。また、このノンアルビールの温いこと温いこと。あかんやん、これ。と、大胆に小声でつぶやきつつも、既にノンアルビールが底をつく。すると、

「ごめんなさい!ビール、温かったですよね?間違えてお出ししてしまいました!」

とキンキンに冷えた新たなる1本と、冷えたグラスが再び登場。独り言も言ってみるもんだよね。どうやら先の外国人就労者が間違えてしまったらしい。ただ、その彼を指導していたのが女性スタッフだったから…、まぁ、犯人探しはやめよう。終わりよければ全てよし。

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「けいちゃん」は味噌味のオーソドックスなタイプだったが、量も味付けも十分、満足に足る逸品だった。

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youtu.be

ま、2人前だから量で満足出来なかったら自分の胃袋がおかしいってことになるんだろうけど、接客の良さが相乗効果をもたらしたのは間違いなくあっただろう。

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