氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

「四日市とんてき」なるものを片付ける@「まつもと来来憲」

三重県四日市がなぜ「トンテキ」で有名なのかは知らないが、この機会に一度、食べてさしあげようと桑名からわざわざ四日市くんだりまで足を延ばした。よほど、桑名の方が「くんだり」だった。飲食店繁華街が軒を連ねることで、昨今は津市よりも四日市の方を県庁所在地にしてしまった方が盛り上がるんじゃね?と四日市の商店主達が言ったとか言わなかったとか。


とにかく県庁所在地の岐阜市にしても思いっきり「くんだり」だったことは認めざるを得ない。その四日市繁華街に昼飲みをさせる「トンテキ」が美味い店があると人伝に聞いた。「あさひ食堂」だ。繁華街につき残念ながら駐車場はない。仕方なく近くのコインパーキングに車を止め、徒歩で向かった。思いの外、コインパーキングの近くにありすんなりと見つかる。

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さて、「たのもう!」と入店を試みようとしたところで、勝手に戸が開いた。自動ドアか?中から出てきたのは女将と思われる厚化粧の女性だった。此方の顔を見るなり、

「あー、ごめんなさいね。うち二十歳以下は入店お断りなのよ。ほら、喫煙可能店舗なんで」

とそう書かれた表の張り紙を指し示す。


「マジすか?『トンテキ』が食べたくて来たんですが」

「ごめんなさいね。でも他にも食べられるところはありますから」

と近隣にある数店舗を教えてくれた。断られはしたが、対応は非常に良かったので次は娘たちを外して来てやる。しかし、コインパーキングの200円はどぶに捨ててしまった。


複数の候補店を教えてはもらったが、せっかくだから一番有名な店に行ってみようと思う。「まつもとの来来憲」だ。

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到着したのが午前11時30分にも関わらず、でーれー待っとる客が大勢おるげ。しつこいように名前を書いて待て、と張り紙がしてある。結果、入店まで30分の待ち時間を要した。


自分は看板料理の「大とんてき定食」を、娘たちは通称「来来定食」と呼ばれる「こま切れ焼き」を注文。

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「トンテキ」はオリジナリティを重視しグローブ型カットでお願いした。ま、たしかにグローブ型の方が見栄えはいいけど、めっちゃ食べにくいであかんがね。

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ナイフとかフォークとか付いてくるとばかり思っていたら予想を大きく外した。仕方がないから箸で持ち上げかぶりつくしかない。


悪戦苦闘の上、なんとか完食。代金はノンアルビールを入れ〆て4,870円也。

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けして安くはない。珍しく長女が肉をお残ししていたので、一切れもらって食べてみた。か、硬い。顎関節症の自分にはちょっとした拷問だ。長女も顎が弱いのできっと辛かったことだろう。


が、しかし、取り敢えず四日市トンテキなるものはこれにて一部制覇と相成った。そこで正直な感想を述べさせてもらう。一度食べればもう満足。ここへ二度足を運ぶことはない。けっして悪口じゃないからね。どうせならば他所の店のも試してみたいという意味だから。

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