氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

過去の栄光にすがるな@某中華料理店の話

敢えて名は伏せよう。大手の中華料理屋だ。昨日はいつもの様に娘1号と2号を伴いそちらの中華料理屋を訪ねた。今日はその時の話を語らせて頂こう。


その前に僅かながらでもカロリーを消費しておこうと本巣市にある山を約2時間ばかり駆けずり回っておいた。久しぶりに山歩きではなく山走りだ。アプリによれば消費カロリーはジャスト800kcalとなっていた。高低差は加味していないと思うのでもう少し数字は大きくなったかと思う。まぁ、それはよしとして。 

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昼も1時近くだったが、待ち客が大勢出ていた。女性店員に「お名前を書いてお待ち下さい」と言われたのだが、その店員が肝心の鉛筆を手に持ったまま離さない。

「自分で書くんですか?それとも書いて頂けるんですか?」

「いえ、ご自分でお願いします」

と鉛筆を手渡された。なんだよ、まったく。


娘たちを外に待たせていたので店内に呼ぶ為に一度、外に出る。再び店内に入ると同じ女性店員に「お名前を書いてお待ち下さい」と相変わらず鉛筆を持ったまま促される。

「いえ、さっき書きましたよ」

忙しいのはわかるが、こちらの顔も見ず、闇雲に言うんじゃない。


次々と名前が呼ばれ先客が席に案内される。3人で待合席にて身動ぎもせずその行方を眺めていたが、「あれ?あの人達って自分達よりも絶対に後から来た人だよね」事案が発生した。


「ちょっと見てくる」

と娘2号が立ち上がり「お名前を書いてお待ち下さい」を見に行った。


「なんかね、(済)ってハンコが押してあったよ」

「え?どゆこと」

と自分も改めて見に行くと確かに(済)のハンコが押してある。


そこで先程の女性店員に、

「あのね、ずーっと待ってんだけど、名前も呼ばれていないのに(済)のハンコが押してあるよ」

もう、クレーマーと呼ばれてもいい。その覚悟で文句を言うと、すかさず

「申し訳ございません。あちらのテーブルをお使い下さい」

と6名掛けと思われる広いテーブルに案内された。これは怪我の功名と言えるのだろうか?恐らく多人数の為にキープしておいた席なのだろう。他にも空いている席があったのは少ない従業員数で回転させる為に集客人数を制限しているからだろうと思われる。


せっかく午前中にカロリーを消費したので、自分は炭水化物を我慢して麻婆豆腐を単品で、娘たちはラーメンとチャーハンに唐揚げが付いたセットを注文。

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ここからがまた驚きだ。料理が早く出ることに越したことはないが、オーダーを通して唾も飲まぬ内に「お待たせしました」と麻婆豆腐が到着。ついで後から追加注文をした餃子がオンテーブルされた。

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珍しく娘たちが注文したものよりも自分が注文したものの方が早く出揃うこととなった。もう、嫌な予感しかしない。


案の定だ。温い。温すぎる。麻婆豆腐なんてものは舌が火傷するくらい熱いのが常識だと思っている。あんで閉じるのは熱さを維持するのも目的なんだから。それにまるで大量に作り置きしておいた味わいだった。だったら間髪入れずオンテーブルされた理由がわかる。


「今日はちょっと色々と残念やったね」

「お前らのもか?」

「うん。唐揚げがしなしなのパッサパサやった」


PayPayの50%還元(上限500円)に踊らされて行ったのはいいが、今後、二度と行くことはないと思う。

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以前はもっとまともだったと思ったんだけどな。

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おまけ

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