氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

孤高の「とんちゃん」を貪り食う@岐阜県美濃市「ニュー柳屋食堂」

「とんちゃん」は岐阜が誇る郷土料理「鶏(けい)ちゃん」の豚版だと岐阜の人は思っている。すなわち「豚(とん)ちゃん」だ。お国事情で様々な解釈があるみたいだが、岐阜に於いてはそれで良しとしよう。だって朝鮮語での解釈は「糞腸」と書いて「とんちゃん」と読ませるという事なんだもん。※Wikipediaによる。


美濃市にその「とんちゃん」を美味しく食べさせる店がある。「ニュー柳屋食堂」という。

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以前からその高名は聞き及んでいたのだが、なかなか行く機会に恵まれなかった。今回、諸々の理由がありそちらに足を運ぶついでに初めてランチってみた。


店内に1歩入るだけでホルモン臭が急襲する。いや、ホルモン臭ではなくホルモン焼きの匂いと言い直そう。

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つまり良い香りが漂っている。朝を抜いてきたので一気にお腹がペコちゃんだ。


ホルモン焼き一択かと思ったら、意外なことにメニュー数はそこそこある。

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但し、ランチタイムに注文が出来るのは「昼の定食」と「鉄板焼」のメニューだけらしい(と後に来たお客が店のスタッフに言われていた)。

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悩む必要は一切ない。自分は「とんちゃん」を食べに来たのだ。間髪入れず「とんちゃん定食(900円)」を注文した。と、やっぱり「とんちゃん」にはビールが無いとね、ってことでノンアルビールを注文。仕方ないよね、まん防中だし。それに車で来た事を忘れたわけではない。


焼きの作業は店の女性店員がやってくれる。そういうシステムなんだ?てっきり自分で焼くものとばかり思っていた。ま、その方が楽でいいんだけどね。両手で撮影も出来るし。しかしながらこの鉄板の上でホルモンが弾けるシズル感!堪んないぜ。これだけで丼飯を3杯はいけそうじゃないか。

youtu.be

自分は無理だけど楠本くん、君ならいける。


「とんちゃん定食」にはサラダにお新香、赤だしにフルーツまでもが付いてくる。

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youtu.be

とんちゃんが焼けるまではサラダで時間を稼ぐとしよう。てゆーか、このサラダけっこうなボリュームね。飢えをしのぐ程度には十分な量だ。さて、そろそろ「とんちゃん」とまいろう。問題は実際の味覚だ。そこ元のお手並み拝見といこうではないか。

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いや、キムタク似の自分曰く普通に美味いね。いかにも「とんちゃん」だ。それ以外のなにものでもない。シンプルだが自分にとっての最上級の褒め言葉だと認識して頂いてもけっこう。「ニュー柳屋食堂」の名に恥じることない絶品「とんちゃん」だった。


この手のいわゆるB級グルメには我こそは、と手を挙げる店も沢山あるんだろうね。他にも幾つか知ってはいる。行ったことがある所も無い所も含めてその全ての店が美味いと断言しよう。ただ1位とか2位とか順位に固執するのも悪くはないけれど、その文化を広げていくのが目的という度量の大きな店が増えるといいね。

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