氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

花より団子@「兎月園(とげつえん)」の『みそぎ餅』&『エ・麩・レ・ア』

津島も捨てがたいが岐阜も捨てがたい。いや、厳密に言えば羽島市だけど、羽島市にしておくには勿体ないね。竹鼻町だけ岐阜市になっちゃえばいいのに。


どんだけ暇なんや?と言われそうだが現実問題、暇なので仕方がない。津島からの帰りに羽島市竹鼻町にある「竹鼻別院」の藤棚をも見に行ってきた。

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なんだかんだと毎年、見に行っている気がする。過去には自宅から片道18kmの距離を走って見に行ったこともあったな。あの頃の自分にはもう戻れない。


津島市の天王川公園ほどの大規模な派手さはないが、花の密度に於いては此方の方が圧倒的に上だと感じた。それにひとつひとつの花が大きい。

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それもこれも暇なご老人たちによる地道な手入れの賜物だと思ってあげることにしよう。


雨が降れば客足が鈍る。運が良いことに貸し切りだったが、いきなりツアーガイドが小旗を持ってあらわれた途端、どっと中年女性の団体が押し寄せてきた。こんなニッチな場所をツアーに組み込むだなんてどこの田舎の旅行会社だよ。まぁ、シチュエーション的にはよだれが垂れるほど美味しかったけど。


美味しいついでに「兎月園(とげつえん)」にも寄ってみた。

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「兎月園」といえばこの時季に販売される「みそぎ餅」だよね。だよね、とさぞかしよく知っているかの様に念を押しみたものの、実は見たことは勿論、舐めたことも食べたこともない。つまり未知のスイーツなのだ。この機会に買ってみた。


「はい、お幾つ焼きましょう?」

へー、その場で焼いてくれるんだ?

「じゃ、2本お願いします」


裸で手渡されるかと思いきや、丁寧にパック詰めしてくれたので、車の中で食すことにした。

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香ばしい匂いが車内に充満する。見た目は五平餅に似ているが果たして味わいは如何なものだろう。

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タレは赤味噌ベースだね。それが砂糖で甘く味付けしてある。ただ、この甘さはそれだけのものじゃない。まさか?

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まさかまさかのあんこだぜ!こしあんが内包されているじゃないの!「みそぎ餅」を知る者にとっては「なんだ、そんな事か」と思われるだろうが、予備知識が全くない自分にとっては衝撃の出来事だ。こりゃ、まいったぜ。


ついでというか必然的というか、春限定商品の「エ・麩・レ・ア」を買わざるを得なかった。だって、気になって気になって視界から消えてくれないんだもん。

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これはシュー生地に麩が練り込んであるのだと。シューには羽二重餅で包んだあんこ(粒あん)とイチゴに生クリームが挟んであった。

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そして甘々の余韻をお口の中で引きずりながらやっと帰宅の途につく。話を終えるのに3日もかかったけれど充実した1日だった。

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