氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

今更ながらバスケットってなんだっけ?を知る@岐阜県山県市「山県ばすけっと」

「ご出身は?」

と訊かれ

「やまがた市です」

と答えると、そこに住民票を持つもの以外、全ての国民が山形市だと勘違いする。それが「山県市(やまがたし)」だ。一応、岐阜県にある。

 

そのどうしても山形に見下されてしまう山県市民にとって、少しは見返す為のステイタスとして新たに登場した施設に行ってみた。JAぎふが運営する「山県ばすけっと」だ。

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地元山県の農産品や名物を主体とした加工品、広くは岐阜県各地の名産品などを取り扱ういわば「道の駅」に見られる風景の広域バージョンといったところか。

 

新しい場所、物には新しもの好きが集ってしまうのはどうしても防ぎようがない。昼過ぎに伺うと案の定、駐車場は飽和状態だったが、幸いにして道を挟んだ臨時駐車場を利用することが出来た。炎天下で駐車場整理をしている警備員に、

「日陰がないから辛いですね」

とグレイトに優しく声を掛けると、

「今日は暑いですね」

と返してきた。オレは辛いか辛くないかを訊いているんだ。まぁいい。辛いと言われても特に何もしてやれないし。

 

ある程度は農産品や名物を見てみたいという気持ちもあったが、主目的は食事をすることだ。いわば新しい施設のお手並み拝見といったところか。

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当然、行列にならばされる盛況ぶり



JAが運営するだけあって、使われている素材はもちろん県産品のみ。長女は「キハダまぐろの赤身丼」、次女は「サーモンといくら丼」を注文。

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う~ん…。岐阜って海なかったよね?いきなり自分の認識が勘違いであったことに行き当たった。

 

山県の牙城、ひいては岐阜県の牙城を死守せねばと自分が注文したのは「美濃ヘルシーポーク」を使った「とんかつ定食」だった。

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ガリ昆布は食べ放題



各々、ギリ1,000円以内で頂くことが出来る。海鮮丼に関しては、だし汁のサービスがあり随意でお茶漬けにして食すことも出来る。次女が「サーモンといくら丼」転じ、あなたと食べたい「鮭茶漬け~♫」にしてご満悦。

 

山県市といえば幻の栗と呼ばれる「利平栗」の発祥の地として知られる。え?知らない?ではこれを機会に知っておきなさい。自分も初めて知った。

 

あとは絶賛、売出し中に「いちご」がある。その「利平栗」と「いちご」を使ったスイーツもここでは味わうことが出来る。正直、ランチ後で胃袋のキャパオーバーだったが、耐えることもまた情報提供には必要という要らぬ使命感を帯び無理やり注文したのはモンブランの意味を教えてやりたい「美濃娘いちごモンブランソフト」と栗とマロンが意味合いで重複した「利平栗マロンソフト」だ。冒険の嫌いな次女は「棚橋牧場ミルクソフト」を注文。

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「美濃娘いちごモンブランソフト」と「棚橋牧場ミルクソフト」は味見をしていないからわからないが、「利平栗マロンソフト」はその名が示す通りクリクリしていた。

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自分の様なクリ好きにはいつまでもペロペロと味わっていたい崇高な味わいだった。

 

山県市はまた「にんにく」もまた特産品であると知った。

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「栗」といい「にんにく」といい、その充足した特産品を活かし岐阜県少子化対策の担い手となれるのではないかと憶測してみた。「にんにく」はともかくとして「栗」にとっては負担が大きいかも。

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