氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

登山に行ったつもりじゃないのに登ってしまった赤神山@滋賀県東近江市「阿賀神社(太郎坊宮)」

総入れ歯、もといそういえば誰にも言ってなかったがコッソリと滋賀県に行ってきた。◯◯宣言=滋賀県へ行く、みたいな図式が既に板についた感もあるが、それほどまでに滋賀県はこの自分を魅了してやまない。さて、滋賀県へのリップ・サービスはこの位にしておいてと。

 

今回、この私が向かった先は滋賀県東近江市にある「阿賀(あが)神社」だ。赤神山の中腹にあることから、赤神山から名をとって「阿賀神社」となったらしい。

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ど~ん!

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どど~ん!



ただ地元では昔からの呼び名である「太郎坊宮(たろうぼうぐう)」の方が馴染みが深いという。なんでもその昔、「太郎坊」という名の天狗がこの宮社をお守りしていたという伝説に基づきその呼び名が付いたとか。境内のあちらこちらにその名残りが偲ばれる。

 

天狗がいたのならば自分の前世であるカッパがいたとて不思議はないな。にわかに前世カッパ説が真実味を帯びてきた。

 

何しろ山の中腹にある。そこまで登っていかぬことには拝むことも叶わない。境内には国指定登録有形文化財が15も林立している。麓に車を置いて律儀にも階段を使って登っていった。

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階段までは歩きだ


段数は約740あるという。それもけっこう急な階段だ。自分の様なアルピニストでも少々たじろぐ。だって階段嫌いなんだもん。階段の馬鹿。階段死ね。

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実は本殿近くまで車でも来られるから自信のない君たちはそうしなさい。

 

あと少しで本殿というところで、「赤神山入口」と書かれた立て札が目に入った。

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ん?登れるのか?遠目には岩山が如く切り立った山に見えた。登れるのならば登ってみたい。ひょんなことからアルピニスト魂に火がついた。「太郎坊宮」は後回しだ。

 

Wikipedia先生によれば標高357.2m、それ以外の情報はほぼナッシング。階段のハードさに比して登山道は思いの外ゆるやかだ。

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登山を目的として来たわけではないので、シューズなども普段靴。当初は見た目に怯えた山だったが、何のことはない、スニーカーでも楽々と登ることが出来ると判明した。

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景色はなかなか良い。いや、それどころか絶景だ。やはり思った通り山頂は岩場だった。ほぼ360度パノラマで拝むことが出来る。

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が、当然、人はいない。そりゃそうだろう。神社を拝みに来ておいて、途中で目的を変更する物好きというか変態はなかなか居らぬだろう。ずーっと景色を観ていたかったが、話し相手もいないのでは寂しからいつものバックショットだけ撮影してとっとと下山した。

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さて、帰るとするか。嘘。まだ帰らないけれど長くなるのでまたの機会に。

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