氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

ザ・ネゴシエーター〈交渉人〉

「もう、いやぁ~!わたし。はい、通知表」

と次女から通知表を手渡されたが、その様子ではどうやら中身を確認するまでも無いだろう。見てもいいのか?と訊くと、

「一応、見てもらってお小遣いの額を決めてもらわなあかんで」

だと。

 

「お父さん、いい成績やったらお小遣いちょうだい」

「じゃ、悪い成績だったらあげなくてもいいのか?」

「いや、前言撤回。良くても悪くてもお小遣いちょうだい」

「取り敢えず通知表をもらってから考えるな」

と以前、この様なやり取りがあったことを受けて律儀にも見せに来たというわけだ。

 

「はっはっはっは!はぁ…(ため息)こりゃ、なんとも評価し難いな」

まぁ、無理やり褒めどころを見つけるとするならば、突出して良いところも無ければ突出して悪いところもない。過ぎるくらいに平凡な成績だといった所だろうか?

 

「でも、これじゃ小遣いはあげられんな」

「えー!なんで!だってSwitchのコントローラーがおかしくなってまったもんで新しやつが欲しいんやもん」

おかしくなるくらいに遊び倒してるもんだからこその成績だろが。

 

「よし、じゃあな、お兄ちゃんから取立てして来てくれ。先月の支払い2万円と、電気代4,000円。回収出来たら2,000円あげるゎ」

坊主には高校時代にPCの購入代金、社会人となってからば自動車の購入代金を貸与えてある。やっと収入を得られる様になったので月々分割返済させているわけだ。ただ、此方から督促をかけねば中々自分から払おうとはしない。

 

因みに電気代4,000円というのは、エアコンを好き勝手に使わせてもらう代わりに予算オーバーした電気代はオレが払うと豪語したのを受けての請求だ。親子の仲でも金銭は他人。ただ本当は7,000円ばかりオーバーしたのだが、多少は目を瞑ってやることにした。

 

さっそく取立てに向かう。

「お兄ちゃん、お兄ちゃんがお父さんに借金を返してくれたらその中から私にお小遣いくれるっていうから借金を返して」

「お前に小遣いが行くんなら返さん」

と結果、一蹴されたらしい(笑)

 

「お父さん、お兄ちゃんそんなこと言って返してくれんて言うよ。その後、ヘッドフォンしてゲームやりだしたもんで私が何言っても聞こえんふりする!」

だそうだ。まぁね、そんな交渉の仕方では「はい、そうですか」とはいかないだろうな。とはいえ、自分の小遣いが掛かっているわけだ。このまま引き下がるとは思えない。今後、どうネゴシエートしてくれるのか展開が楽しみでならない。

 

ところで、昨日も炎天下の元、リハビリランに1時間ほど費やした。陽射しはキツく、気温も午前中で約33℃とかなり高かったが、湿度が低かった所為か木陰などは随分と涼しく気持ちよく過ごすことが出来た。

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足にはしっかりと痕跡が刻まれたけど。

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顔色ならぬ足色が悪いのは光の加減です。

 

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