雨の日は大胸筋をいぢめよう!
Weeping in the rain Hoo Weeping in the rain
ほほ濡らすそぼ降る雨の 優しさに溺れることも出来ないで~
雨が降ると無理やり思い出すのが柳ジョージと小林麻美。三善英史推しも若干数はいるだろう。自らを昭和の遺物と自負する以上、これ以降の雨にまつわる歌手や歌を知ってはいけない気がしている。あ、忘れちゃいけない「水色の雨」。八神純子は元気だろうか?
最近になり、やっとリハビリ目的ではあるがスピードを抑えたならば走ることが出来る様になった。徐々に高みを目指して行けたらと願っている。とはいえ、レース本番ならばいざ知らず、雨だとわかっていながら外に走り出そうとまでは思わない。思いがけず普通の感覚の持ち主なんです、この私。
ただ、それでも身体を動かしたいと思うことってあるじゃないですかあ?そんな時に重宝するのが公営のトレーニング施設だ。大抵は市が運営する体育館にあったりする。民間に比べ利用料も格段に安く済む。で、さっそく行ってみた。
ご時世ですね。トレーニング室を利用するのにも住所氏名、連絡先を明記して提出せねばならなくなっている。当然、以前はそんな必要などなかった。致し方なく、専用用紙に明記し、提出とともにトレーニング室の利用を願い出る。
「予約はございますか?」
「えっ?予約ですか?いや、していません。予約しないとダメなんですか?」
「はい、今はそうなってまして」
「マジ山マジ男ですか?」
「はい、マジ山マジ男です」
このまま断念せざるを得ないのか?
「あ、でもちょっと待ってください。今、予約して利用されている方にご一緒しても良いか伺ってみます。ご婦人が二名ですので…」
オレは飢えた狼か。そりゃ、たしかにご婦人好きは否めない。ただ、さすがに午前中からそれをどうこうしようなどとは思わねーよ。なんならダンディに直談判して来てやろうか。あ、それがいけないのか。
「よろしいそうですのでどうぞ」
というわけで快く迎え入れて頂けただけでなく、「おはようございます」と爽やかなご挨拶をも掛けてくださったのは推定年齢75歳、二人組の超熟女だった。男と女のことではなく、純粋にコロナ感染を心配してのことだということがよぉ~くわかった。
トレーニング機器は古く機能的にも今ひとつだったが、筋肉を痛めつけるのが目的ならば今の自分にとってはこれで十分だ。
台風の影響で暫くは悪天候が続くと予想されている。マシンを遣ってのランニングは本望ではないが、何もしないよりはマシだろう。これからもちょくちょくと使わせてもらおうかな。
しかし、全盛期(20代)にはベンチプレスで100kgを上げたこともあったのが、今では50kgでヒーヒー言っている。ヒーヒー言わせるのは大好きだが、自分がヒーヒーではなんとも情けない。