「君の名は。」で有名な飛騨古川で『飛騨おろし蕎麦』を豪快に食べる@「蕎麦正なかや」
せっかく高山にまで足を延ばしたんだもん。いつものように高山観光では芸がない。観光に芸が必要かどうかはさておいてだ。そこで、そこから更に北上し、例の「君の縄。」じゃない、「君の名は。」で一世を風靡した飛騨市古川町に行ってみた。人生二度目だ。けして「君の縄。」を検索しないように。
古川町といえば何と言っても白壁土蔵と瀬戸川が織りなす風景だ。
瀬戸川には沢山の鯉が卑しくも餌を求めて泳いでいる。インバウンドで賑わっていた頃は食いきれないくらいの餌に恵まれたことだろうが、コロナ以降、食い扶持が絶たれた所為か気持ち痩せ細ったようにも見える。ま、コロナ以前を知らないからそこら辺はテキトーだけど。
駅裏の無料駐車場から否応なしに街の散策をさせられると、そろそろご飯時となった。目指すは最寄りの街角から70歩先にある飛騨そばの名店「蕎麦正なかや」だ。
到着したのが11時30分だというのに、もう外で待ち客が出ているじゃない。仕方がないので名前を書き呼ばれるのを待つ。その間、隣の「御道具仕入所」で暇つぶし。
屋号はわからないが、骨董品の類に目を奪われる。
さて、入店のお時間です。表のメニュー表にあるように「あたたかい蕎麦はやっていません」らしく、コールドサイドもとい、冷たい蕎麦のラインナップだ。
中でも蕎麦の上にトッピングされた「赤巻」が憎い『飛騨おろしそば(並盛)960円』に目を引かれた。ついでにこの店の名物とも呼ばれる『ねぎ味噌天ぷら』も注文。
これがまるで朴葉味噌を天ぷらにしたかのような風味でついついアルコールを頼みたくなるが、コロナ以降、終日アルコールの提供を取りやめたらしい。どちらにせよ車じゃねぇ。
肝心の蕎麦は評判通りマジ美味。細切りなのに随分と腰があり、噛みごたえが抜群だった。
冷たい蕎麦に拘るのはそこを存分に味わってもらいたいが為なんだろうね。
さて、腹も膨れたし帰る。
この日は目覚めが午前2時だった。一度目が覚めてしまうともう、中々寝付けないのがこの年代だ。年寄りは朝が早いと言われるがご多分に漏れず自分もそうなってしまった。で、年寄は夜が早いとも言われるが、帰りの運転の辛い事辛いこと。睡魔と戦うには気つけ薬をと「明宝ジェラート本店」に立ち寄る。
なんの根拠もなくフルーティーな方が目が冷めそうと『赤桃』と『洋なし』の紅白にしてみた。
なんとなく縁起も良さそうだし。その甲斐あってかその後は睡魔に見舞われることもなく、無事に帰宅することが出来たよ。安心おし。