氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

強いられる暇つぶし

山に登ればカップ麺が相場と決まってはいるのだが、たまには邪道を歩むのも乙なもの。今回の山業では予てより計画をしていたホットサンドにチャンレンジしてみた。

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が、山頂はあまりに風が強く寒かったので麓に降りてからね。ちょっち日和りました。

 

ただ、麓とはいえそこは「みのかも健康の森」だ。自然に囲まれた中でならばキャンプをも彷彿とさせる。よって大胆な料理であったとしても全く違和感なく楽しむことが出来た。ホットサンドには温かい飲み物も付き物と、当然ながらそちらの用意にも怠りない。

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ま、簡易ドリップ式のほぼインスタントコーヒーだけどね。

 

ついでにそこらの物で遊んだり、見学をして時間を潰してみようと一所懸命がんばってみたのだが、それでも時刻は午後の1時半。

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4時のお迎えにはまだまだ時間がたっぷりとある。しかしながらその時刻まで「みのかも健康の森」で過ごせるほど健康オタクでもない自分にとり、もはやここまでが限界だ。よって、どこかヒマを潰すところがなかろうかと検索に検索を重ねるも、惹かれるものが何一つとして浮上してこない。つまり美濃加茂ってそんなところなんだと初めて知るに至る。

 

まーしゃーない。スタバにでも行ってみるか。と、こんな事でもない限り到底行くこともないスタアバックスに行かされる羽目となった。とゆーか、美濃加茂のくせしてスタアバックスがあるだなんて生意気だぞ。

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それが行ってみて驚いた。どう考えても僻地としか思えない場所にあるにも関わらず、店内は満席だ。このことからも分かるように、この「スタアバックス美濃加茂新池店」が美濃加茂市民にとっての最大のおしゃれスポットなのだ。この混み具合がまさにその証となろう。

 

因みに自分が注文したのは「ジンジャーブレッドラテ」のアイスだ。サイズはトールだったが、注文時に何も言わなかったら必然の如くトールサイズで提供された。まぁ、細かいことはとやかく言わん。とやかく言わんが直ぐに空っぽになってしまうので、もうひとつ大きなサイズにすれば良かったよ。氷は要らんから量を増やして欲しい。

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店内はいっぱいだったので、仕方がなくテラス席で寒さに震えていると、ヘルメットを被った少年少女が自転車でやってきた。その出で立ちから恐らく地元の中学生と想像される。一様におしゃれな格好をしており、ひょっとしたらデートなのかも知れない。男子は丸刈りで幼い顔をしており声変わりもまだしていない。それが親に連れられるわけでもなくスタスタとスタバへと入っていった。

 

おいおい、中学生がスタバでデートだなんて100年早いだろ。大人の俺でさえ「ジンジャーブレッドラテ」に510円も払うことに躊躇するんだぜ。親から貰った小遣いをもっと大事に使ったらどうなんだ ?つまりこれが美濃加茂市の青少年の実態なのだ。

 

なんとかかんとか時間を潰し迎えに行くと、程なくして次女が姿を現した。

「今日はけっこう勝ったよ」

と嬉しそうにしている。送ってきた甲斐があったというものだ。思い出した様にスタバで見た光景を話してみた。

 

「スタバ行ったらな、中学生で溢れていたぞ」

「ずるい!私も行きたかった」

「つーか、中学生のくせにそんな所に入り浸るなんてあかんやろ」

「え、そう?皆普通に行くって言っとったよ」

「え?マジで?」

どうやら美濃加茂市のみならず、岐阜市でも横行していることと初めて知るに至る。つーか、校則に抵触していないのだろうか?

 

おまけ

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