氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

その名に違わぬ長さ@岐阜県可児市「長麺うどん」

昔話を昨日のことの様に語ることが出来たならばそれはもう立派な年寄りの仲間入りだ。立派な年寄り褒め言葉かどうかはさておいて、これから話すことははつい3日前のことだ。それが果たして昔話のうちに入るかどうか、ここからは多分に聞き手側の問題だろう。

 

食中毒を患ってからつい昨日まで、一日の食生活のルーティンは朝ヨーグルト、昼うどん、夜お粥と決めていた。つまり日曜日は出先だったが、昼はどうしても、何がなんでもうどんにしなくていけない。で、検索してみた。

 

所は美濃加茂、「モンテール」の工場だ。うどん屋でなくともうどんを取り扱う店がヒットするし、当然、大手チェーン店もその中に入る。でもなー、美濃加茂まで来て◯亀製麺な無いよな~。ってことで、専門店しばりで更なる検索をかけたところ、如何にも自分が好きそうな店がヒットした。店名は「長麺うどん」と書き「ちょうめんうどん」と呼ばせる。

 

ただ場所が美濃加茂市ではなく可児市だ。約13kmの距離がある。

「ちょっと遠過ぎん?」

次女が難色を示すものの、既に心の舵は切られている。それに自分の足で経験したことのある者にとって13kmはさほど遠い距離に感じられないのだがどうだろう?アメリカ人や中国人が東京大阪間を近いという感覚に似ていると思う。たぶん違うけどまぁいい。

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着いたは良いが駐車場はほぼ満車状態だ。此方が知らぬだけでけっこうな人気店の様だ。

「すみません。今、いっぱいですので空くまで少々お待ちいただけますか?」

席が無いのならば仕方がない。店内には待ちスペースがないので玄関先の軒下に出来た日陰で待つ。

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後から来た客は直射日光がもろに当たる場所で苦痛に耐えるしかない。ひたすら優越感に浸っていると、食事を済ませた客がそろそろで出始めた。

 

「おいおい、自動ドアじゃねぇんだから開けたら閉めろよ」

と心の中でぶつぶつと呟きながらドアを閉める係も同時に兼ねる。誰ひとりとしてドアを閉めようともせず開けっ放しで出ていきやがるんだよ。親の躾がなってねぇんじゃねぇのか?なんてどうでもいい小ネタを仕込みながら待つこと10分。やっと店内に呼ばれた。

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メニューも豊富にあり迷うところだが、自分は自らの顔を鏡に映したが如くあっさりと「すだち冷かけ」を注文。

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冒険の嫌いな次女は「かけうどん」、チャレンジャーの長女は「合盛り(うどんと中華麺)」の「ころ」をそれぞれチョイス。

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例によって寸評は避けるが、ただただ美味い。

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店名が物語るように麺の一本一本が実に長い。試しに1本だけをつるつるとすすってみたら、それだけで口の中がいっぱいになった。アイディアあふれる商品も数々あり機会があれば二度三度と訪ねてみたくなる。なんなら用事はなくとも来てもいいとさえ思った。

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追加で頼んだ「鳥天」

 

後から後から客が来るので長居は無用と食事を済ませるととっとと席を立つ。そして家路を急いだ。なんでも帰宅したら嫁がファマミでフラッペを買いに連れて行ってくれるらしい。珍しいこともあるもんだな、なんて思っていたら4日間限定でフラッペ全品100円引きだと。やっぱりね。

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