だんご3兄弟・お萩バージョン
休業中でも請求書は容赦なく送りつけられてくる。よって職場には頻繁に出向いてはいる。メールのチェックも怠ることは出来ない。ここ最近、会社宛てに敵意むき出しのスパムメールが大量に送られてくる様になった。それらにも1件、1件、丁寧に返事をさせて頂いている(嘘)
読む分には中々おもしろい内容なんだけどね、あまりにも大量だったりすると肝心のメールが埋もれてしまって見つかりゃしない。会計士からのメールもあったので、連絡を取り合い午前中には早々に仕事を終える。
帰宅途中、「ローソンストア100」を見つけたので、昼ごはんを調達しようと立ち寄った。入店していきなり目の前に、「20円引き」と書かれたシールが貼られたディープインパクトで目に毒な商品が「これでもかっ!」と山積みされていやがった。
その瞬間、ランチメニューが決まってしまった。
入れ物に貼られたシールには「渾身の一本!おっ?萩!!」と書かれてある。なんとも斬新なフォルムではないか。誰が考えたかネーミングから先に考案された商品と考えられる。諸説あるが、お萩はもっぱら秋彼岸、ぼたもちは春彼岸に食べられるものとされている。これまた諸説あるが名前が違うだけでものは一緒だ。因みに夏は「夜船」、冬は「北窓」と呼ばれることは日本甘党の党首たるもの、当然のことながら存じ上げておるが存じ上げない者どもにこの際、教えてしんぜよう。
ついでに「鬼流行り」に便乗したミーハーな商品も見つけたので同時に購入。
パックのまま持つとそうでもないが、串を持ち上げると思いの外ずっしりと思い。いわゆる「てこの原理」が働いたものと思われる。単に「ぼたもち」を串刺ししただけなのに、チャーミングな見た目この上ないのは何故だろう。
食べてみる。
「うん、普通にぼたもち」
それ以上でもそれ以下でもない。ただ、このボリューム感が100円で味わえるのならば此れは有りだな、と素直に感じることが出来た。
わずかばかりだが文句があるとするならば、少々食べづらいことくらいだろうか。最後まで食べきろうとすると串が喉ちんこを刺激して、それが喉だったから良いものの、別のところだとかなりヤバい。
因みに製造元は「五条庵」とあり、お隣は愛知県一宮市の会社らしい。ググってみると、「基本的には美味しくない五条庵シリーズ」と紹介されていた。酷い言われようだな、「五条庵」。
そして一緒に買った「冬の鬼ビター」は、ビールテイストと書いてあるだけあってビールテイストには違いないのだが、なにかビールテイストのカクテルを飲んでいる様な味わいだった。
不味くはないが二度目はないだろう。そして何が「冬の」なのかがよくわからない。