氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

多分、今日はデブセーフ

盆が明けると業者も動き出す。そうなったら一気呵成にやれること、出来ることを片付けようと自身もフル稼働だ。シュミレーションを重ねるに従いアレが無い、コレが無いと小物風情が出てくるんだよ。仕入れた器をいざ洗おうとするものの、スポンジがない。洗った器を拭くタオルがない。拭いた器の置き場所がない、ってそれは根本的に間違ってるぞってこともこれからわんさかと出てくることだろう。


ならば取り敢えずスポンジを買いに行こうと準備をしていたら、ふいにスマホが鳴った。見知らぬ番号だったが、最近は業者間のやりとりも携帯が多いので取り敢えず出ておく。


「もしもし、ヤマト運輸ですが」

「あぁ、はいはい」

「お荷物が届いています。今からお届けにあがってよろしいですか?」


これからスポンジを買いに行くんだよとも言えないので、

「はい、わかりました」

「では20箱ほどありますがお持ちします」


って、お、お、お、おいっ!に、に、20箱だと?なんだそれ。そんなの買った覚えがないぞ。確かに注文したもののまだ届いていない商品もあるにはある。誰かの嫌がらせか?


戦々恐々としながら待ち受けていると、ものの3分でヤマト運輸が現れた。既に車に積んだ状態で電話をして来たのだろう。センターは歩いてでも這ってでも行けるほど近い距離にある。とはいえ這っていくのは御免被る。


キリンビール様からのお届けです」

なんだ、それを早く言えよ。つまり、協賛のジョッキやグラスの数々だ。一箱に最低6杯、多ければ12杯ほどが収められている。合計にすれば軽く100を超える数字だ。取り敢えずこれらを片付けてからスポンジを買いに行こう。


一見、清潔には見えるがそのまま使うわけにはいかないので全て食洗機に掛けて洗浄する。これがまた面倒なのよ。いや、食洗機にかけるのはそうでもないんだけど、箱を開梱してグラスを取り出してからダンボールはダンボールでまとめ、そうでないものは燃えるゴミとして集約する。まだ、事業ゴミの回収業者と契約を交わしていないので、取り敢えず岐阜市のゴミ収集に頼らざるをえないんだよね。プラごみはプラごみで几帳面にも別袋で仕分けしてあるよ。


気がついたらとっくの昔にお昼時を過ぎていた。が、昼食の時間が惜しい。考えてみたらスポンジを買うにも仕入れ金が必要だ。その仕入れ金を用意してないじゃん。ということで、いつものローソン銀行でどかんと下ろしてくると、義務感に駆られいつものスイーツコーナー巡りが始まる。


ということで、本日はパッションオレンジソースが内蔵された「雪ふわチーズ」に「ホボクリムほぼほぼクリームのシュー(レアチーズ&ベリー)」という長ったらしい名前のスイーツだよ。

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普段とは違い昼飯の代わりだと全く罪悪感がない。カロリーが気になるところだが、意外や意外、2つ合わせても500kcalも無いんだよ。ということで、今回は残念ながらもう、デブでいいやとはならなかった。多分、何もしなくてもこれから痩せていく気がする。

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Meet With「であい」で昭和を堪能する

「えっ?あれ?やらかした?」


二十数年、市場へ通い、市場休場日など身体が覚え込んでいると自負していたのだが、長い間の休業でどうやら勘まで鈍ったらしい。久しぶりに市場に顔を出すと休みだった。

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考えてみたらお盆じゃん。全ての人が自分のようなプータローとはわけが違う。まぁ、せいぜい思う存分、安らかに休んでくれたまへ。


さて、困った。このまますごすごと帰宅するのも癪だ。よし、ならば久しぶりに喫茶店でモーニングでも堪能しようじゃないか。同じ岐阜市でも市場から正反対の北側にCOFFEE HOUSE「であい」という名の以前から気になっていた店がある。この際だ。行ってみよう。


午前7時のオープンには少々、早いが到着してしまった。

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てか、もう駐車場いっぱいだし。その多くは軽トラだ。自ずと畑帰りの方々がたむろする店だと想像出来る。


店の外観は如何にも昭和なレンガ造りだ。

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時刻はジャスト7時。扉を開けると案の定、老老介護な面々のほぼ坩堝状態と化している。

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見渡すかぎり老人だ。確実に自分は彼らより10~20歳は若い。これはこれである意味、落ち着ける。つまり自分もそちら側に近づきつつあるという、何よりもの証だな。


モーニングは見た目からオーソドックスだがそれで十分。ゆで玉子さえあれば自分は満足だ。

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ただ、もうちょっと剥きやすいゆで玉子にして欲しかったけど。

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しかし、客層に全く媚びることのないBGMも最高だね。まさかのアース・ウィンド・アンド・ファイアーだよ。その後、プリンスの「パープル・レイン」が流れる。店主の趣味か?

youtu.be


そして、何の趣向がトイレ横には「待合室」が完備されている。

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ここをどのように利用したら良いのか聞こうと思っていたのに聞きそびれてしまった。一生の不覚。


帰り間際のレジにてママさんに例のごとく話しかけてみた。

「いい店ですね。何年くらいやられてるんですか?」

「ちょっと、私の年齢を聞かれているみたいで恥ずかしいじゃないの」

中々、ウィットに富んだ受け答えだ。


「50年よ。ちょうど50年」

「50年も!やはり、いい店は息が長いですね」


50年の歳月を経て尚、綺麗なママさんだった。きっと50年前はママ目当ての客で相当、賑わっていたことだろう。それが今に至るってわけなんだな、きっと。

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最後の昼餐

「明日は一緒にランチへ行ける最後の日だ。だから好きなところに連れて行ってやるぞ」


どこがいい?と聞かずとも答えは既に出ている。どうせいつもと同じだ。面白くないから


「一文字で答えなさい」

と意地悪をしてやると、案の定、答えは「す」だった。


「了解!『スガキヤ』ね。良かった、安く済んで」

「おい、ちゃうやろ。せめて二文字で言わせろ!」


といったわけで、午前8時の段階でアプリから「魚べい」に予約を入れておいた。予約時刻は午後1時。それまでに片付けられることは片付けてしまおう。自宅に置かれた店の備品は粗方、運び出しはしたものの、まだ内装工事が終わっていない中なので、店内の様子はてんやわんやの大騒ぎだ。


「魚べい」に到着。

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予約番号を確認し、機械にてチェックインをすると、「お客さまの番号はご案内済みです」(確かこんなニュアンス)の文言が表示された。えっ?まだ予約時間前だよ。どうなってんの?そこで最寄りのスタッフを捕まえ尋ねる。


「すみません。チェックインするとご案内済みと出るんですが」

「えぇ~と、少々お待ち下さい」

機械と自分のスマホを目で追い行ったり来たり。


「あぁ、お客さま。これ『県庁前店』でご予約されています。ここは『正木店』ですので」

「なぁにぃ~!やっちまったなぁ~!」

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「申し訳ありませんが今から順番にお待ち下さい」

仕方がないので娘たちから罵声を浴びつつ肩幅並みに肩身狭く呼ばれるのを待つことになった。

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「なんでも好きなものを食え。オレも遠慮なくいくぜ!」

ま、取り敢えず最初はいつもの如くラーメンなんですけど。此度は背脂がのった「こだわり醤油ラーメン(こってり)」をチョイス。言うほどこってりとはしていなかったが、前回食べた「あっさり」よりは此方の方が美味かったと思う。

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遠慮なく、と気合を入れたものの、結局いつもと然程変わらぬラインナップになっちゃうんだけどね。

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珍しいといえばうな丼が加わったくらいかな。うな丼とはいえプリンカップ大の器にご飯とうなぎが数切れのったリトルサイズだったけど。

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「これで最後のランチとなると感慨深いものがあるな」

「そうやね。14年間ありがとう」

「まぁ、厳密にいえばお前の記憶も3歳くらいからだろうから11年かな?あん子はそれにプラス2年か。昼ごはんだけじゃなく、本当によく遊びに行ったな」

たかだか昼ごはんのことだけなのに、少々うるっと来てしまった。


「じゃぁ、そろそろ〆るか」

最後のデザートは近くのミニストップになった。そしてデザートで乾杯。

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こんな歯医者があってもいいよね、な@岐阜市「こさいごう歯科」

忙しくなると歯医者にも中々行けなくなる。となれば当然、治療よりも大事なのはケアだ。ところが以前にも話題にしたことがあるが、前の職場の近くにあった歯科医はコロナの影響をまともに受け廃業。鞍替えし住居の近くにある歯科医に通うこととなったのだが、そこも4月で閉院してしまった。理由はわからないがやはりコロナの影響が大きかったかと思う。


そこで新しい歯科医を模索していたところ、長女が通う学校の近くで1軒ヒットした。そこならば長女を学校に送っていくついでに通うことが出来ると踏んだわけだ。ただ、既に世間様が盆~in the USA~♪で浮き足立っている13日に診てもらえるのだろうか?電話をしてみる。


「明日なんですが、診療はしていますか?」

「はい、やっておりますよ」

「9時から予約を取ることは出来ますか?」

「9時はもう予約が入っちゃってますね」

「逆に何時だったら大丈夫ですか?」

「12時半だったら取れます」

ということで12時半に予約を入れると、翌日となりさっそく診察を受けに伺った。


なんてシャレオツなエントランスの歯科医なんだ。

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門をくぐってから入り口を探しウロウロとしていると、窓越しに白衣の男性が「あっちあっち」と手で導いてくれた。

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入り口の戸を開ける。中も外観に負けぬオシャレな作りになっていた。

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信楽焼の水琴窟が如何にも涼し気な音を奏でている。

youtube.com


すると、右側の開き戸が横にすーっと開き、先程の白衣の男性に

「どうぞ、こちらに」

と手招きをされた。目の前はいきなり診察室だ。

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待合室は設けられていないの?


「どうぞおかけ下さい」

診察台に腰を下ろすと目の前には日本庭園が広がる。

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なんて素敵なロケーション。そして、それまでの経緯を順を追って話しをし、歯科医難民になっている旨を説明した。


この日は特別治療するところもなく、歯の掃除だけで終わったのだが、今後の治療方針について後に説明を受ける。といっても、ここをこうした方が良いと思うも急ぐ話ではないし、無理する話でもないからそれをどうするかはあなた次第。気になるのならば3ヶ月毎に掃除をするのもケアの観点からは良いですが、基本1年に1回でも足りますよ、といった内容だった。まったくガツガツしていない。


「私はセミリタイアしてここを開業したんです。母と一緒にいてあげたくてね。ここは母の家なんです。人も使っていませんので予約を受けなくては治療が出来ないんですが、年中無休で休憩時間もなしでやっていますから、いつでも予約して下さい。時間の都合も合わせますから。朝の早いお年寄りなんて6時から予約がはいりますからね。逆に仕事が遅い方は10時半というのもありました」


すげー先生だな、おい。おまけにワンオペなのに手際がめちゃくちゃ良くて仕事が早いのなんの。レントゲンも撮っていないのに色々と言い当てられたし。


しかし、セミリタイアなんて言っておきながら、ひょっとして今の方が忙しいんでないの?まぁ、無理せず続けていって欲しいと願うばかり。

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「ジモティー」は慎重にお使い下さい

店に置くテレビが欲しいな~、誰かタダでくれないかな~、なんて思いながらスマホアプリ「ジモティー」を見ていたら、「早物勝ち(金欠)」と表題されたテレビが3,000円で出展されていた。問題はサイズだが、明記されてはいなかったがバックラベルを見るとどうやら32型のようだ。サイズ的には妥協点。「くれ」と問い合わせしようと思ったら、既に9名が交渉中とあった。


放って置いたらタイトル通り早い者勝ちになるだろうと思い、「5,000円で寄越せ」と買収すると、「あなたに決まり」と吉報が入った。さっそく自宅にまで取りに伺うと、そこは1階がテナント、2階から5階まではアパートとなっている古臭いビルだった。5階建てなのにエレベーターもない。上の階へ行くにはむき出しの非常階段を上るのがたったひとつの方法だ。とはいえ先方の住まいは2階だったのでそこは運が良かった。


ブーとブザーを押すと、

「はぁ~い」と言って出てきたのは小太りでメガネ、年の頃は30半ば。耳にピアスの穴をあけたチャラそうな奴だった。

「先程、ご連絡をさしあげた者ですが」

「あ、ちょっとお待ち下さい」


ヘビースモーカーなのだろうか?部屋の中からヤニの臭いがプンプンと漂ってくる。

「ありがとうございます」

と運んできたテレビも相当にその煽りを食ったのだろう、見た目からヤニに侵食されていた。こりゃ、掴まされたか?ただ、既に時は遅し。今更、断ることもできない。

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5,000円を支払いテレビを車に乗せるとその足でドラッグストアへと向かう。先ずは拭き掃除だ。色々吟味した挙げ句、オレンジが主成分の「アビリティクリーン」にしてみた。「これで落ちなきゃあきらめろ!」の強気のキャッチフレーズが気に入ったからだ。

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てか、なんだこの汚さは。

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よく掃除もせずに商品にしようと考えたもんだな。しかし、この「アビリティクリーン」は確かによく汚れが落ちる。よく落ちるどころか塗装までハゲちゃったじゃん。

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粗方、掃除を済ますと、お次は映り具合の確認をしなきゃね。アンテナ設備はまだ整えてないまでも、地元のテレビ局くらいはうっすらと映るのではないかと一縷の望みを託しスイッチオン!

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あれ?うんともすんとも言わないぞ。画面は真っ暗なままだ。スイッチの下部にあるライトが赤く3回点滅を繰り返している。どゆこと?


素人にはまるでわからない。そこでスマホでググり倒してみると、「電源ランプ赤点滅3回パネル制御ショート電圧検知」と出た。修理の目安が18,000円から45,000円。なに?なんだって?ふぅ~ん、だから?だからなんだよ。なんだってんだよっ!ふざけるな、この野郎!つい今しがた5,000円も払って買ったこのヤニ臭いテレビにこれ以上、金を掛けろとお前はそうぬかすのかっ!


返品、返品だこの野郎!一応、その旨を通達してはみたものの、「既に取引は終了しています」と取り付く島もなかった。修理するにも金が掛かる、処理するにも金がかかる。


誰か欲しい人いない?部屋の前まで無料で配送するよ。ったく、また無駄に金が飛んでいってしまった。

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24時間営業中 和洋食レストラン&喫茶「かかし」@名古屋市

おやつ爺が一緒にいておやつが無いわけがない。通りすがりに喫茶店を見つけると流れに従い駐車場へと入る。どんな流れやねん。


「和洋食レストラン&喫茶 かかし」は昭和の昔から名古屋市民や近辺ドライバーに憩いの場を提供している。それも24時間営業というから驚きだね。

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かつては殆どのファミレスが24時間営業だったが、今ではその多くが姿を消した。その中でも個人店が24時間営業を続けるとは見上げた商魂だ。


と、如何にもこの店のことをよく知っているかのように書き連ねましたが、ほぼネットからの情報なので、もし間違いがあったならば情報を垂れ流した奴を糾弾してやって頂戴。


入店すると入り口右側に両替機があるのが笑える。

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未だにテーブルゲームが残っているところを見ると、その為の両替機だったのだろう。

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かつてはポーカーゲームで換金などもやっていたのだろうか?(想像です。見つかったら違法賭博で捕まります)


食事メニューも多くあったが目もくれず。

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爺は「フルーツみつ豆(740円)」、ダンディは「クリームみつ豆(740円)をチョイス。して登場した2つのみつ豆は、どこがどう違うのかもわからぬルックスのまさに双子なみつ豆だった。

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若くて笑顔が可愛いスタッフと呼ぶよりもウェイトレスな女の子に、還暦間近な爺ふたりがみつ豆をニコニコしながら食べている絵面はどう映っただろうか?


因みに昼食の「山田うどん」では足りない分は払っておけと爺が2000円も出してくれた。自分の支払いはたったの10円。今回も1000円札を差し出し、残りは払っておけという。自分の持ち出しは480円だった。〆て490円。爺のくせになかなか大人の流儀がわかっているじゃないか。


おまけに銭箱と貝殻模様のトレイに加え、「橘吉」の器までもらってしまった。

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いや、持つべきものは友だよね。まさに呼び名が爺から友に変わる瞬間だった。


但しその効力も2週間なので2週間後には元にもどります。

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おやつ爺とランチ難民デュエット PartⅡ

まったく、こいつとつるむと本当にろくなことがない。飯に連れて行ってくれというから、わざわざ朝の9時半に出発して名古屋にまで行ったのにその店がやってなかった。

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いいかい、最初に言っておくけれど、オレには奴をわざわざ飯に連れていく義務も責務も何もないんだ。にも関わらず店がやっていないってどういう事?仕方がないのでその店は諦めることにした。


代わりの店を探そうと二人でググりまくる。独断と偏見で自分が選んだ店は愛知を中心に東京にも進出した老舗のうどん屋「長命うどん」の本店だ。店の規模に比して駐車場がやけにデカいのが如何にもアンバランスだったが、それよりも駐車場に1台も車が止まっていないことに大きく違和感を覚えた。案の定、「本日、臨時休業」と書かれた貼り紙がまたしても二人の行き先を遮る。


おいっ!おやつ爺っ!お前、何か憑いてんじゃねぇのか?写真を撮る気力もねぇぞ。ただ、まだ諦めない。もう1軒、近場で検索すると果敢に攻めてみる。そして「開治屋」に到着。貼り紙がある。貼り紙を読む。


「コロナ蔓延により暫くの間、出前のみとさせていただきます」


またかよ…。なんか、もうどうでもよくなってきた。


「帰るか」

「そうだな」

「帰りがてら見つけたところでいいだろ、もう」


それでも諦めきれなかった自分は信号で赤になる度に「うどん」で検索をかけ、今現在の場所から近くに名店がないかと探してみた。すると名古屋城方面に1軒、それらしき店がヒットしたのでダメ元で行ってみる。Googleが出す情報って、自分で情報コントロールが出来る人がいない老舗の個人店だったりすると、ガセ情報を掴まされることも多いからけっこう当たって砕けろ的なとこもあるんだよね。行ってみないとわからない。


「よし、暖簾が出てる」

「でも駐車場がない」

「コインパーキングを探せ!」

ということで店から約200m離れたコインパーキングに車を止め、ここから30分間の勝負だ。だって30分をオーバーすると400円も駐車代金の請求が来るんだもん。

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「山田屋」の創業は昭和5年。1930年ということは、今年で創業92年になる。看板に書かれた「うどん」が右からなのが歴史の古さを感じさせるねぇ。店の設えも随分と渋い。

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壁には沢山のサイン色紙が飾ってあったが、歌舞伎役者の名前が特に目立った。「中村勘九郎」と「ほにゃららほにゃられ」の色紙が入り口付近のより目立つところに飾られていた。

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読める字でサインしろよ。


自分は「天ころきしめん(830円)」を注文。

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爺の注文は「天ざるきしめん(1180円)」と生意気に自分より350円も高い。それはそうと、さすが老舗のうどん屋だ。それも「きしめん」の評価がすこぶる高い店だけに、実に美味しいきしめんだった。しかしのんびりと味わっている暇はない。


1軒目の時に店の営業を確認する前にコインパーキングに入れちゃったもんだから、既に200円も無駄に支払っているんだよ。これ以上、無駄な出費を増やすわけにはいかない。その思いが通じたのか(誰に?)、30分以内に出庫することが出来た。さぁ、今度こそ帰ろう。

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