氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

本家豆大福「だるま堂」の『豆大福氷』は頭キーン系

手打ちうどん 恵那」の『あなご天丼』を心ゆくまで堪能した後は強引にスイーツタイムとまいりましょうか。正直、『あなご天丼』のあまりのボリュームにかなり胃袋のキャパシティが狭まれてはいたのだが、せっかく各務原、略してみっぱらまで来たんだもん。予てより寄らねばなるまいと思っていたその場所を目指した。それに次回の眼科の診察は2ヶ月先のことだ。夏が終わっちまう。


目指すは世界中に?大福餅は数あれど、その中でも『豆大福』の本家を名乗る「本家豆大福 だるま堂」だ。

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岐阜ではあんこ党の聖地と呼んでも過言はない、紛れもない名店だ。それが証拠に橋龍時代に遡るが内閣総理大臣賞なんてのをちゃっかり頂いちゃっている。やるじゃん、だるま堂。


その「だるま堂」で夏の今だけ豆大福が乗ったかき氷が食べられるのだと。では、レッツらゴーとまいりましょう。


店内に入ると先ずは注文。そして、売り場と壁を隔てた隣にある大福茶屋へと案内され暫しの時を稼ぐ。

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本来ならば昼飯時なだけにスーツショップは貸し切りだ。


正面にはよく見る達磨大師が描かれた掛け軸が飾られている。「だるま堂」だからそれはよく分かるのだが、手前の木彫りの像は達磨じゃないよね?布袋だよね?

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なんかどさくさ紛れ&これ見よがしにお金を抱かして、これじゃまるで乞食みたいじゃん。

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因みに乞食(こつじき)は仏教用語で、本来の意味は僧侶が托鉢に回ることを修行の一環としてそう呼んでいたのが、今では単なる物乞いの意味として捉えられている。一応、相手が布袋さんだけに気を使ってみた。


5分も待っただろうか。お待ちかねの『豆大福氷』のご登場。

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如何にも和風なしつらえじゃない。正面に餡こ、2個の白玉が壁となり、その向こうにはわらび餅に表題を飾る豆大福がひっそりとトッピングされている。氷は今や主流のふわふわ系ではなく、ちょっと角が立ったガリガリ系だ。意図してのことなのかどうかはわからないが、これはこれでいい。氷を食べたという充足感はむしろ上を行くかも知れない。それに経験上、頭キーン率は此方のタイプの氷の方が高いと思う。


豆大福は氷の上に載っても豆大福としてのアイデンティティをしっかりとキープしているし、餡このトッピングがあるにも関わらず豆大福をもトッピングするその大胆さと安易さは素直過ぎて可愛いじゃないか。

 

これが赤福氷みたいに氷の中からこんにちは!なんて姑息な手段を踏襲しようものなら断じて認めるべきかき氷ではなかっただろう。


それにしてもかき氷は年中でもかまわないけど、早く夏が終わってくれないかなぁ。もう、暑さに飽きた。

 

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