パンが無ければ歩けばいいのよ?
「パンが無ければお菓子を食べればいいじゃない」はマリー・アントワネットが飢饉で苦しむ市井の民に言い放ったセリフとして有名だが、「走れなかったら歩けばいいのよ」は特に誰が言ったわけでもなく、誰もが思うことだろうからわざわざ此処に書くべきことでもなかったか。失敬失敬。
ま、マリー・アントワネットも実際はそんなこと言った覚えがないっちゅーことですし、引き分けということで。冒頭からいい感じに支離滅裂になってきたぞ。
酔っ払って階段を踏み外し、床に向かってニードロップを食らわしてから、今に至るまでまだ膝の状態が芳しくない。床の方は果たして大丈夫だったのだろうかと、今更ながら心配はしていないが興味深い。
生きていりゃ、カロリーは自ずと消費していくものだろうが、さすがに年齢を重ねるとともに落ちて行く基礎代謝量には抗えず最近は腹回りの揉み心地がよくなってきた。自慢のシックスパックよ、何処へ~、といった感じだ。そろそろ動かねば。ま、食べる量を減らすのが一番手っ取り早い方法だとはわかっちゃいるが、食べるよりも飲んじゃうんだよね。ごめんけど飲む量を減らすことは出来ませんし、しようとも思いません。
取り敢えず天気も良いし、無理せず気負わずゆっくりと、亀の様に走ってみようかと思い立った。亀が走るとしたならばだ。
「そうだ馬、行こう」
どうせならば目的意識を持った方がモチベーションもあがるだろうと、取り敢えず我が家から3km先にある牧場を目指すことにした。行って帰れば6kmだ。リハビリには良い距離だろう。ってゆーか、ぼ、牧場?!岐阜市に牧場?自分も初めてこの目で見た時には驚いた。牧場と聞けば北海道に代表されるような広大な敷地で馬が草をはむ姿がいち早く想像出来るだろう。ただ、それは放牧であって、放牧するばかりが牧場というわけではない。話に聞けば様々な目的をもった馬が生育されているらしい。サラブレッドの存在は定かではないが、国産馬として食肉用に長野や熊本に送られる馬もいるそうだ。名は「西武大成牧場」という。
案の定、ポニーが気持ちよさそうに日向ぼっこをしていた。
厩舎の中には背の高い馬も数頭見られ落ち着き無くくるくると回っている。
動物を見ていると実に癒やされる。これは「視床下部の室傍核と視索上核の神経分泌細胞で合成され、下垂体後葉から分泌されるホルモンであり、9個のアミノ酸からなるペプチドホルモンであるオキシトシンなるものが分泌される」からだって。知らんけど。
なんでも、ストレスや痛みが軽減、血圧を下げたりダイエットや美白にも効果があるらしい。ここもまた知らんけど。というわけで、ポニーを見たことでオキシトシンが大量に分泌されたか「まだ帰らなくてもいいか」という気がやにわに芽生え、ついつい遠回りをしてしまうことになったが、それはそれで充実した一時が過ごせてよかったよかった。
で、今朝になって膝の痛みがぶり返すという…(涙)
おまけ