氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

「天空の楽園」@富士見台パノラマからの眺望&「金剛屋お食事処」の絶品蕎麦

「どうだい?せっかくの休みだ。一緒にお出かけしないかい?」

「どこへ行くの?」

「ちょっとお隣、長野県まで」

「なにしに?」

「ちょっとだけ山に登る」

「無理。いってらっしゃ~い」と次女。

「てらっしゃ~い」と長女。

 

一応、義理は通した。ならば、そうかとひとりでお出かけと相成った。行き先は長野県下伊那郡にある「ヘブンスそのはら」だ。

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冬季はスキー場として賑わう当地だが、夏場の早朝は雲海から登る日の出が実に神々しく、更に夜は星空を独り占め出来る天国に一番近い高原として若者、特に女性に人気があるインスタ映えスポットとなる。自称「天空の楽園」=何故か複数形の「ヘブンス」なのだ。

 

ただ、自分が着いた時刻は早朝でも夜中でもないので単なる普通の夏場の用無しのスキー場だった。「の」が3つ。ただ、自分の目的はそこではない。更に高みを目指すのだ。スキー場から更に登ること約136mの標高1739m。そこに「富士見台」と呼ばれるパノラマスポットがある。目指すはそこだぁ~!

 

でもね、ぶっちゃけ打ち明けます。あ、ぶっちゃけと打ち明けって同義語だったね。ま、そんなことはどーでもよく、この「ヘブンスそのはら」。山頂展望台までの約1600mはゴンドラとリフトで行けちゃうの。

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遠くに見えるは南アルプス



だから登山というには程遠いイベントだった。

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ところが富士見台頂上までは距離にして約10km。こりゃ、時間がままならぬと今回は断念。手前の「富士見台パノラマ」スポットで終点とさせてもらった。

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ただ、360度のパノラマ、それも標高1500mオーバーはかつて経験したことがない感動を胸に与えてくれた。

youtu.be

登山途中に出会った熟女達とことごとく会話を弾ませた事は言うまでもない。しっかり登山武装した彼女たちに普段着の自分はどう映ったことだろうか?

 

下山する。長野といえば「蕎麦」だろう。まぁ、蕎麦自慢の県は手を上げろと言われれば沖縄以外、全県になりそうだが、ここらではやはり長野だよね、ちゅーことで、宿場町で有名な「妻籠」近辺でググった「金剛屋お食事処」に寸時逗留した。

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表構え同様、中身も中々年季が入った店だ。昼も12時過ぎとならば、平時の休日だときっと満員御礼の札が掲げられていたに違いない。なにせ、直ぐ近くに観光名所「妻籠」を抱えている場所だ。が、運がいいのか悪いのか、いや、悪いことはなかろう。自分がどうやらファーストカスタマーだった。

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で、身体が固くて正座もまともに出来ないのに、店の顔と呼んでも過言はない、囲炉裏端を独り占めさせてもらった。壁には西城秀樹のサインやマナカナのサインに写真が飾られている。因みに自分の女性の好みはマナカナのマナの方です。

 

なんとなく木曽っちゅーたら蕎麦は蕎麦でもとろろ蕎麦ってイメージが強いので(自分比)、「とろろざる蕎麦」に「五平餅」を注文。いや、それがね、この蕎麦が今迄食べたことのない食感だったのよ。

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蕎麦に腰があるって想像出来る?オマケに風味が最高で岐阜に持ってきたら絶対にブレイクするって味わいだった。普段、食い物にうるさくない自分が言うことだから間違いない。五平餅然り。

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因みに「ざる蕎麦」は800円。「とろろざる蕎麦」は900円。「五平餅」は2本で500円だった。こまっしゃくれた商売でほんの一つまみの蕎麦を高額で売りつける高飛車なそば屋に顔面ざる蕎麦を食らわせてやりたい気分だった。オマケに身分を明かしたら手のひら返しやがって。あ、愚痴です。



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