今こそ女子力を身に付ける時。明日のためのその１
夜の現場は機動力を生かさねばならないのでそのことに於いては大変なのだが、やはりライブと一緒で居酒屋の本領を発揮するのは弁当じゃなくて夜の営業だね。最近は現場に入ることが多くあるので今更ながら実感している。
ただね、テンションがどうしてもアゲアゲになっちゃうもんだから、帰ってからが中々寝られない。寝落ちするまで深酒あおるといった手もあるんだけど、ほら、基本は仕入れが専らなワークなもんだから、そうなると下手すりゃ起きられない。例え起きられたとしても絶対に酒残ってるでしょ。ま、慣れるまでの辛抱だね。
市場の帰りに駅界隈のバス停を見て思う。しばし見られなかった光景がそこにあった。大勢の学生達がにぎやかに列をなしている。それを見るだけでも日常を取り戻しつつあるのだと安堵した。
のも束の間、先日、弁当の配達が終わり一旦帰宅しようと車を運転していると、午後12時半頃におびただしい数の高校生を目撃した。皆、一様に通学スタイルだ。地元に近づくとまた別の光景が見られた。朝に見れば当たり前だが、午後にそれを見るには違和感を禁じえない。子ども達が班を組んで学校へ通学しようとしている。これが世に言う「分散登校」というやつか。
自分よりも一足先に長女も次女も帰宅していた。
「今週は午前中、来週は午後から」
本人たちはどう思っているのか知らないが、親としては不憫に思えてならない。当然、部活動も再開しておらず、今季はプールの使用が禁止されると早々に連絡があった。故に水着などの必要品を購買する必要はないとも。水泳部はどうするんだ？畳の上でイメトレか？
今週は午前中だったということは、即ち先週は午後に通っていたということになる。午前中は暇にあかして料理の練習をすると言っていた。例えベンチプレスで100kg持ち上げることが出来ても、女子力を身に付けるのには生半可な努力では足りないだろう。知らんけど。
というわけで、目玉焼きの写真が送られてきた。
見事なサニーサイドアップだ。日本人にとっては目玉焼きといえばこのサニーサイドアップが普通のスタイルだと殆どの人が思っているだろう。ところがバリ島で目玉焼きを頼んだら普通に両面焼きで出てきたがね。内包された黄身がトロリと半熟でそれなりに美味かったのだが、見た目はどうしてもイマイチくん。
「上手。今後も頑張りなさい」
と返事しておいた。次回は何が登場するのかが楽しみだ。
