氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

年末あれこれ「さようなら」2019

「坊主がー、袈裟着てふたりで歩いてるって?それが本当の和尚がツー。おしょうがつーおしょうがつ

 

どーもすみません。ホントもう、大変なんすから。

 

では気を取り直して…

 

「えー、お正月とかけまして」

「はい、お正月とかけまして」

「よく効く発毛剤とときます」

「はい、よく効く発毛剤とときます」

「で、そのこころは?」

「発毛で(初詣) 賑わってます」



昨日は例によって例の如く、岐阜市標高No.1の「百々ヶ峰」にて走り納めのロングトレイルランをと思ったのだが、山頂に向かう途中で思わぬダーダー降りに見舞われることになった。

 

案の定、人っ子一人いない山頂で、ずぶ濡れになりポキンと音を立てて折られた心はもはや修正不能

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陽が差したとはいえ木陰ばかりを走らされるので、身体は冷え冷えとするわけですよ。当然のこと温かい湯にでも浸かりたいと思っていたところに、麓には「三田洞神仏温泉」なんて便利な施設があるんですね。

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そこで着替えを持って入口に立つと…。

 

「休みやんけっ!」

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人並みに幸せな年末を求めた自分が馬鹿だった。神のみならず仏までも…。

「天は我を見放したか!」『八甲田山』神成文吉風(細かすぎて伝わらない)

「神仏」外してただの「三田洞温泉」にしとけっつーの。

 

仕方なく車の中で着替えを済ませるがブルブル感は止まらない。

 

出番があるだろうか?と思いつつも68円で買っておいたカップ蕎麦をひとり職場で昼食にいただく。

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一味唐辛子を大量に投入する。汁まで飲み干すと冷えた身体も少しは温まった。

68円でもちゃんと役に立つことを知る。

 

帰宅すると坊主のスニーカーが玄関にない。

「あ、しまった!」

昨日、用意したいわゆる「良い肉」が食べられるとあって、娘達のみならず坊主も義父母のもとへ行くと言い出した。仕事帰りに坊主だけを迎えに行く約束をしたことをすっかりと忘れてしまっていた。

 

「いいやん。あの子も泊まってけば。明日の朝、迎えにいくことにすれば?」

と嫁が言う。

「いや、いい。これから迎えに行く。」

 

ガス代が勿体無いとは思いつつ、片道14km、往復で28km、所要時間約1時間10分を掛けて迎えにいくこととなった。

 

帰宅すると嫁が坊主に

「ちゃんと、お父さんにお礼言った?わざわざ面倒くさいのに迎えにこさせて」

とは言ってはいたのだが、こちらとしてはむしろ坊主にお礼が言いたい。

 

あやうく嫁と自分、二人っきりの大晦日を過ごすことになるところだった。

 

とはいえ、もう何十年も覚醒したまま新年を迎えたことなど無いんだけれどね。

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