優雅な休日の過ごし方・タピオカは優雅過ぎた
こんなことがあって良いのだろうか?とは言っても、言うほど気に病む話でもない。家族の中で自分だけが休みとなってしまった。
子ども達は学校。子ども達の母親は仕事へと出かけ、残されたのは自分ひとりという解放感!久しぶりの独身時代を果たして垣間見られるのだろうか?
ただやらねばならぬことはある。朝一で長女を学校にまで送っていき、帰宅するとランニングの用意をする。前日行われたイベントの打ち上げは大いに盛り上がり調子にのってアルコールを過剰摂取してしまった。というわけで、車を置いてバスで帰宅してしまったがためそれを引き上げねばならない。ならばいっそのこと練習も兼ね職場まで走って行こうというわけだ。
片道にして約10kmの距離なのだが、せっかくの休みだ。ちょっと寄り道をと思い金華山ドライブウェイを経由しての約19km。ここのところイベントの準備等でなかなか練習の時間がとれなかったので、鈍った身体にムチを打つにはちょうど良い距離となった。
帰宅し、シャワーを浴びると時計の針は午後1時半。少し小腹が空いたので冷蔵庫をゴソゴソと漁る。これも一人の時だから出来ることだ。冷蔵庫の中は自らの縄張りとばかりに触られるどころか見られることをも嫁は嫌う。コンビニ弁当があったので、それを片付けることにした。消費期限は敢えて見ない。当たれば当たった時だ。
ランニングのあとだから当然、汚れものも出るわけだ。洗濯機を回しながらお次は冷凍庫を探ると『ガツン、とみかん』のお徳用があった。箱の中を覗くと3本入っていたので、娘たちの分を残しておけば良いだろうと1本をくすねる。
洗濯物を干すとPCに向かいネットサーフィンを楽しむ。と、どうやらその内に居眠りをしてしまったらしい。玄関でのガチャガチャとする音で目が覚めた。時計を見ると午後3時半。次女が帰宅した様だ。
二人で先に干してあった洗濯物を取り入れ畳み、遊びに行く約束もしていないということだったので出かけることにした。目的はほぼ「おやつ」のためだ。そこで市販のもの以外、二人にとっても初めてとなるタピオカ体験をしてきた。が、結果、初物の感動よりも、そのお値段がけして安くないことにより心を動かされることとなった。スガキヤのソフトクリームならば5個買ってもお釣りが来る。
午後6時には長女を自立支援施設にまで迎えに行かねばならない。それまでゲームセンターでホッケーやらドライブゲームで時間を潰すと次女を自宅まで送り届けるとこれで1日の休みが終了したとやっと感慨にひたる。まぁ、それなりに充実した1日だった様な気がする。
坊主が帰宅すると、嫁が坊主に『ガツン、とみかん』を手渡しながら「あんたのために買ってきたのにもう2本だけしか残ってないやん」とブツブツ言いながら次女にキッとした目線を送っていた。
一本分、身代わりになってくれてありがとう。