妄想の行き着く先にあったもの
立て続けにジーパンのチャックが崩壊した。なぜだ?太ったか?
崩壊するほど大切な何かが大きなわけでもない。むしろ、逆だ。
うるさい、ほっとけ(泣)
はい、気を取り直してっと。
崩壊させた状態で出歩くのも中々ワイルドだろ~、とは思うものの、例え街中に人通りが少なくなった昨今とはいえ、やはり自分も人並みに恥ずかしさを覚えるわけだ。ヘタをすれば通報されるかも知れない。そこまでのリスクを冒すほどのチャレンジ精神も持ち合わせていない。仕方がないからリフォームショップに持ち込むことにした。
因みにチャックは日本でのみ通用する。一般的にはファスナーだが、アメリカではジッパーなどと呼ばれる。フランスではフェルメチュール・ア・グリシェールと呼ばれるが、そんなことはわざわざ語るまでもなく皆さん、常識的に存じ上げていただろう。失礼した。
しかしながら直してもらうにしても価格相場が全くわからない。手段としてはググることぐらいしかないので、とにかく片っ端からリフォームショップを篩(ふるい)に掛けてみたところ、職場からそう遠くない場所にあるリフォームショップが一番お安く提示されていたので早速お電話を。
プルルルルル、プルルルルル、ガチャ
「はい、もしもし何ちゃらリフォームですが(店名忘れた)」
「あ、すみません。ジーンズのですね、ファスナーを交換して欲しいのですが、お幾らになりますか?」
「1本2,000円税別になります」
「わかりました。後で持ち込みます」
間違いなくホームページに掲載されていた価格だった。
ピロンピロンピロンピロ~ン、ピロンピロンピロンピロ~ン
「はい、いらっしゃいませ」
「先ほどお電話したものですが」
「あ、はい」
「ジーンズのファスナーを直して欲しいと…」
「あ、そうですか。1本2,500円の税別になります」
「えっ?」
「2,500円の税別です」
「あれ?さっき電話した時は2,000円の税別と説明受けたんですが…」
「あ、そうですか。電話出たの私じゃなかったから。じゃ、2,000円でいいです」
多少、腑に落ちぬものがあったが、取り敢えず2,000円に落ち着いたことで良かったとしよう。
修理には10日ほど掛かるということで、やっと昨日手元に返ってきた。
また壊れぬとも限らないので、良からぬ妄想は今後、慎むことにしようと思う。って、だから~、壊れた原因はそういうことでなく~。