男女合同軍事演習@新年会の場合
ゲップを堪えるのに未だかつてこれほど必死だったこともないバリウム検査を無事にこなし、今年の健康診断もこれで全てが終了した。
ただ終了した時がまたスタートだ。来年の健康診断まで気を抜くことなく全力で健康増進に努めたいと考える。つーか、まだ結果すら出てないし。
取り敢えずビールでもしこたま飲んで気長に待つことにした。だって、結果次第では二度と飲めないことになるかも知れないじゃん。
というわけで昨晩は二夜連続の新年会がここ、岐阜市を舞台に繰り広げられた。
ただ同じ新年会でも前日の晩とは明らかに趣が異なるのは、その内容もさる事ながらなんといっても加齢臭を完全緩和する消臭効果抜群の女性軍が参加していたということだ。女性「陣」ではない。女性「軍」だ。
もはや「軍」に等しい容姿端麗、かつ絢爛豪華な彼女たちに目尻を垂らしていた中年のおっさん連中を引きずり出し、そのニヤケ面を世間様に晒してやりたかったところだが、そうなると自らが「はい!」と手を挙げて一歩踏み出さねばならない必要性が先ず生じる。自分で自分を引きずり出す勇気が微塵もないので今回はやめにしておいた。
此度もその場に自分がいるという優位性を多少は示さねばならない。それが必殺仕入れ人の使命だ。多少の食材の提供はさせていただこうと考えたのだが、まぁ、二夜連続ということであっさりと「ふぐ」にしておいた。えっ?聞こえない?じゃぁ、もう一度言おう。
「ふ・ぐ♡」
あっさりという言葉に嘘はないはず。ただその「ふぐ」でさえ、今回の宴では端役に過ぎず、絢爛豪華・百花繚乱に繰り広げられる料理の数々に、みな我を忘れて鯨飲馬食にふけるのであった。
名残惜しかろうが名残惜しくなかろうが、いずれ宴は終焉を迎える。前日の晩とは違い明らかに後ろ髪を引かれつつも別れを告げ、そしてひとりバスストップにてポツンと終バスが来るのを待つしかなかった。明日も早朝より仕事だ。その手には岐阜バス以外、他所では一切使えないICカード乗車券「ayuca」がしっかりと握りしめられていた。
「お客さん、終点ですよ」
「えっ?」
でもって、安定の寝落ちからの~寝過ごし&乗り過ごし。
自宅まで約3km。
食後のいい運動になりました。