氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

海苔業界の策略にまんまとハマるもそれなりに美味しかった話。

ほら、今更言うまでもないけれど、僕って秀麗眉目な五十路男子じゃんね?

オマケにアスリートとくればどうしても世の女性の目にとまりやすいわけ。

ましてや其処が山の中だったりすると尚更なんだ。

よく聞く話、スキー場にいるだけで見栄えが20%アップするという、アレと同じ効果なのかな?

 

まあ、自分には当てはまらない話なんだけど。

 

でさ、山の頂上で自炊なんてしていたら、余計に目立つわけ。そんな時にたまたま近くに女性がいたりした時に、

「こんにちは。ご一緒にスープでもいかがですか?」

なんて声を掛けたりしちゃったりすればイチコロなわけ。

 

「あら、まぁ、お気にかけていただいて光栄ですゎ」

なんてなっちゃうのは、よほど想像力がない人でも気がついちゃうよね。そして、そこに「節分」なんてイベントが偶然にも重なっちゃったりすると、ふふふ。

 

「実はわたし、今日ね、太巻きをこしらえてきましたの。でもね、余分に2本も作ってきちゃったものだから、良かったらお召し上がりになって」

「いえ、そんな、申し訳ないです」

「そんな、遠慮なさらずに」

「いえいえ、それは受け取れません」

「そんなことおっしゃらずに」

「あ、そうですか?ではいただきます」

 

というわけで、古式ゆかしく作法にのっとって、実に見晴らしのよい、その名も「大岩見晴台山頂」にて恵方巻き」の一本食いをして来ましたがな。

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大岩見晴台

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西南西 角度にして255度



今年は西南西の方角とか。iPhoneのコンパスできっちり255度の方角を見据え、ひとことも物言わず、一心不乱に願いごとを唱えてみたが、口の中に太巻き入れてたら物理的に物言えんだろ。

 

さぁ、これで年中行事の内のひとつが減った。改めて熱々のお湯を注ぐだけでリッチな気分が味わえる「ふかひれ中華スープ」で一息ついた。

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えっ?太巻きをくれたご婦人はどこに行ったって? 

ギクッ!

スープは?あげたんじゃないの?  

ギクッ!ギクギクギクッ!

 

まぁ、なんだ。例年、この時季になると恵方巻き」が廃棄されることが社会問題になったりするじゃないですかぁ?自分も一応、食品業界に身を置く者としてそのことを危惧しているわけですよぉ。

 

ここから先はお察し下さい。



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