氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

強制手洗いのすすめ

岐阜市では事業所やお店の所在地によってゴミ処理の許可業者が決まっている。よって飲食店から出るゴミは各地域を担当している許可業者に委託して回収してもらうことになっている。

 

料金は店ごとに月極めであったり、1袋いくらといった計算方式であったりと様々だ。特に袋単位での料金設定など、契約者であるオーナーですら知らなかったりする事なので、ゴミ箱の数だけゴミ袋を出してしまっている店舗も多くあることだろう。

 

いつもならば事務所から出るゴミは回収業者に委ねるのだが、この様なご時世だ。つーか、普段、使ったこともない「ご時世」なんて言葉をこれほど乱発した事は人生に於いて初めてじゃないか?まぁ、とにかくこのご時世だ。少しでも経費を抑えたいではありませんか。

 

そこでだ、岐阜市には家庭ゴミを無料で回収してくれるという画期的なシステムがある。岐阜市に限ったことではないが、まぁ、そういうことだ。事務所から出るゴミなど燃えるゴミかカップヌードルなどの紙製容器だけだ。似非エコロジストな自分だが、一応そのあたりは意識をしている。

 

この界隈では「燃えるゴミ」の収集日は月木と決まっている。因みにビン・カン・ペットボトルの回収は水曜日だ。これは我が家がある地域でも一緒だが、住まいが隣町に隣接しているので隣町の回収日をも利用すれば「燃えるゴミ」の日はもっと多くなる。それを利用するのが良いことなのか悪いことなのかはわからないが、そう嫁に教えられ隣町にゴミを捨てに行かされたことがある。

 

話を職場に戻す。最近は街中にカラスがあまりに多く、そのカラスがゴミを漁る被害があまりにも多い。恐らく余程の田舎でもない限り、全国的な問題となっていることだろう。よって、この地域に於いてもよく見かける黄色の防護ネットでゴミを覆うことが義務付けられている。

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ま、普通に広げてゴミを覆うだけなので、何ら苦を伴うことでもないので普通にネットに手を伸ばし広げようと、広げようと…、広げ?

 

「グニュ」

「はい?」

さぁ、ここから先は一部マニアを除いて食事中の人はお読みにならない方が良いだろう。大変、危険だ。正直、平常心ではいられないだろう。

 

そう、右の手になにやら嫌ぁ~な感触が。ネットに謎の茶色い物体がべったりと付着している。

 

「ん?なんだろコレ♡」

などと考える必要もなく、むしろアレ以外考えられない。今、感染予防の観点からピコたろうを始め多くの芸能人がより手を洗うことを推奨している。だがその瞬間はコロナのことなど頭の片隅にもない。恐らく人生に於いてもこれ以上、手を洗ったことなどない。皮膚がこそげ落ちないかと見ている人に心配されるほどだったろう。

 

次にゴミ置き場を見たときは既に回収されたあとだった。回収業の方は罠に掛からなかっただろうか?内心、掛かってればいいな♡、と親近感に身を寄せるのであった。

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