氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

んなわけない、かつてのカレー秘話

初めて「カレーハウス ココ壱番屋」を知ったのは大学1年生のときだったので、それからかれこれ半世紀近くが経つ。当時で創業3年目ということだったので、おそらく名古屋でもあって数軒、岐阜くんだりなどには1軒も存在していない時代だ。

 

大学で所属していたジャズ研に無類のカレー好きな先輩がいて、その先輩に連れられて行ったのが初めてのことだ。「カレーを食わにゃ、楽器が上手くならん」が彼の口癖だったが、ベーシストだった同級生が「カレーを食って上手くなれるなら365日朝昼晩と食ったる」と毒づいていた。彼は本来、ギターがやりたくて入部したのに「ジャズにギターは要らん」と無理やりベースをやらされていたことに鬱憤がたまっていたのだろう。

 

余談だが、もうひとりギターがやりたくて入部したのにも関わらず、同じ理由でピアノをやらされていた奴もいた。彼はその後、俳優となり、名古屋がベースではあるがローカルタレントとして活躍している。

 

「ココ壱番屋」と言えば、ご存知の様に好みの辛さをチョイスすることが出来る。今ではそんじょそこらのカレー屋にしても馴染みなシステムではあるが、これも元をたどれば「ココ壱番屋」のオリジナルだ。今のシステムには正直、疎いのだが、当時は1~5辛までしか存在しなかった。

 

「辛いものを食えば食うほど上手くなる」と言われるがままに5辛を注文させられた。当然、パワハラなどという言葉はまだ存在していない。激辛カレー問題など表面化することなど欠片も有り得ない時代の話だ。また、このジャズ研。ジャズ研といえば、まぁ、ジャズを演奏する部活動だろうと普通に想像できるわけだ。ところがその出自は想像とのギャップがあまりに大きい。ルーツをたどると応援団吹奏楽部に端を発するということだった。となれば部室に入る度に「押忍!失礼します!」と応援団風のあいさつが慣例となっていた。当時のことは話し出すと三昼夜にも及ぶだろう。それだけ短期間でありながら内容が濃い時を過ごすことが出来た?と思う。

 

で、その当時の5辛を先輩の言葉を借りて表現すると「口に入れて辛い、その後は腹の中が辛い、で翌日になって尻が辛い」だった。

 

非常に長くはなったが巻頭文はここまでです。宅の坊主も交えて近所のインドカレー店を訪れた時の話。その店は二度目となるのだが、その二度とも以前、一緒にバンドを組んでいたベーシスト(大学時代とは別の)とバッティングするというレアな場面に遭遇した。それはともかくとして、宅の坊主ときたら何を考えたか辛いのは苦手と言いつつも辛口のカレーを注文。

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チキンとジャガイモのカレー 辛口


案の定、顔から汗を噴出しまくりに鼻水垂らし放題の出で立ちは、明らかに見るものに嫌悪感と好奇心をもたらせたかことだろう。とはいえ美味しかったと言っていたのならば再チャレンジは激辛ということになるのだろうか?

 

クールダウンのソフトクリーム@スガキヤも150円から160円に値上げされていた。

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ソフトクリーム レギュラー コーン


消費税が2%増しただけで10円の値上げは明らかに便乗値上げといえるだろう。かつては60円だった時代が懐かしく思わずにはいられない。

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