あわや塩大福の運命や如何に?
実はケータリングなんて洒落たこともやっている。説明は面倒だがこの際、字数を稼ぐ為だ。仕方ないから説明しよう。
よくデリバリーとケータリングを混同されるがデリバリーも料理を運ぶといった意味ではケータリングに分類される。色々な解釈があるが、簡単にいえば弁当を運ぶのはデリバリー。お皿に料理を盛り付けて運ぶ、若しくは会場に素材を持ち込みパーティーセッティングをするのがケータリングと呼ばれる。要するに家庭にいながらその店の宴会料理が楽しめるというわけだ。但し配達料は別途請求されることが多い。
先日、中学時代の同級生からケータリングのオーダーを頂いた。
持つべきものは友だねぇ。単に自分の人格の為せる技とも言えるがここは謙虚に友の情けと認めておこう。この場合の読み方は「みとめて」ではなくて「したためて」だから念のため。
何せ皿に盛り付けてある料理を運ぶわけだ。弁当箱の様に柵がないので慎重に慎重を重ねて運ばねばならない。我が人生でこれ程まで安全運転を強いられたことがあっただろうか、嫌ない、と、ただ反語表現をしたかっただけなくらいの安全運転でお運び申した。
お客様なのにスタッフへのお土産にと塩大福まで頂いちゃって感無量。
冷凍してあるから常温に戻してから食べるとしよう。
で後日、常温に戻すどころか炎天下の車の中に置き忘れすっかりとスライム状になってしまった塩大福を発見。救出し再び冷凍庫にて凍らせるもかくも無惨な四角形となってしまった。
大福というより煎餅だな、こりゃ。味に変わりはないから袋にくっ付いた部分も含め舐め回すように頂戴した。ご馳走様でした。