今さら「冬至」を振り返るからの@天ぷら・とんかつ「あさの屋」
風呂に入れる柚子をわざわざ買う人がいると聞いて驚いた。
我が家には柚子の木が植えてあるので、毎年この時期になるとたわわに実を付けるが、柚子風呂用に3つ4つもぎ取るだけで後は放置プレイ。以後、見向きもされない。
買うと風呂用の柚子は10%、食用の柚子は8%の消費税が上乗せされる。「風呂用で~す」なんてわざわざ申告する奴が果たしているのだろうか?いるとしたら馬鹿としか思えないが、もっと馬鹿らしいのは軽減税率そのものだろう。
難しい話はキャラに合わないのでここらでおしまい。
というわけで庭になる柚子で冬至の柚子湯を思う存分に浴びたろうかと思ったのだが、思ったのが午前中だったためにそのことをすっかりと忘れてしまい結局、冬至の一大イベントはないがしろにされた。とはいえ、冬至になぜ柚子風呂なのかを知らずに入るのも邪道だ。はい、邪道でけっこう。調べるのも面倒だから知りたい人は各々でお調べ下さい。
で、二日連続で年内最終休日ネタとなるのだが、せっかくの最終休日だからたまには子ども達のリクエストに従い洒落たランチでも楽しもうかと思ったのだったのだった。
ー今日のランチはどこに行きたい?ー
「丸亀製麺。好きな天ぷらが選べるから」
「サイゼリヤ。YouTubeで観た「ミルクボーイ」の漫才が面白かったから」
「なか卯。なんとなく」
「スガキヤのラーメン」
「あ”?どこでもいい」
他はまだわかるとしても「サイゼリヤ」の動機は不十分。
「あのさぁ、わかる?今日がお前たちを連れて食事に行ける年内最後の日だぞ。遠慮するなよ(我が家の食生活が如何にもチープに思われてしまうじゃねぇか)」
「あ”?じゃ、うなぎ」
「それは却下。やっぱりオレが決める」
というわけでpart2、我が家から半径3615.8m以内にあるまだ見ぬ強豪「天ぷら とんかつ あさの屋」へと行ってきた。
努めてそういう店を選んでいるわけではないものの、ここもまた老夫婦で営むこじんまりとした店で、店内は如何にもな雰囲気が漂う如何にもな大衆食堂だった。店の突き当たりに水冷式のエアコンがある。冬用エアコンはどうやら設置していない様でストーブが2台焚かれていた。エアコンが苦手な自分としてはそれだけで高得点。
店名に『天ぷら』を冠す程だから、それがメインの売り物なのだろうと一切の迷いを振り切り自分は『天丼』を注文。
「う、ううう、う…、うめぇじゃねぇか」
大ぶりな海老天が2尾にオクラとナスの各々の天ぷら、そしてご飯の上には海苔の天ぷらが横たわっている。天つゆも甘くもなく辛くもなく、要するにちょうどよい塩梅だ。
天丼×2、カツ丼×1、中華そば×1の都合4人前で〆て2,140円と
お値段以上「あさの屋」♫
…を骨の髄まで堪能した。
車に乗り込むと早起きが祟ったか急激な睡魔に見舞われたので、一先ず自宅への帰還と相成った。
その後、一昨日のごとく娘達を連れ美容院へと足を運んだのだが、この二日間とも思える一日に起きた出来事を、
「意味のある偶然の一致」=シンクロ二シティ
というかと思いきや、全く言わない。