岐阜にあって異国情緒漂うインドカレー@「JST ASIAN RESTAURANT」
マハリークマハーリタヤンバラヤンヤンヤン
地元が誇る国立大学、岐阜大学の近くにハラールを取り扱う店があると聞き見学をして来た。
嘘。たまたま食事の為に訪問したインドカレー屋が、ハラール商品を取り扱っているショップをも運営していると聞き、話のタネにと足を運んでみた。足を運ぶっちゅーても階段を昇ってカレー屋の2階に行くだけのことなので然程、冒険心は必要がない。
先ず「ハラール」とはなんぞや?
NPO法人日本ハラール協会によると、イスラーム法において合法なものの事を「ハラール」といい、非合法なもののことを「ハラーム」というらしい。日本に於いても正攻法ではない方法を選んでそうなってしまった場合に「ハラーム」とか「ハラマセール」とかいったりするのでまぁ似たようなものかと想像する。全然違う。真に受けてはいけない。
さて、案内されて部屋に入ると、ご覧の様にまるでコンビニのバックヤードのさながらに殺風景な風景が広がる。
コンビニのバックヤード見たことないから知らんけど。とにかく、店というより言ってみれば倉庫の様相だ。何か珍しいものはないかと物色してみる。
案内をしてくれた男性はおそらくムスリムかと思われる。色黒でヒゲを口の上下に蓄え頭には白いターバンを巻いている。話しかけてもまったく応答がなくニコリともしない。おそらく日本語が理解出来ないのだろう。ただ、一瞬の隙も逃さぬとばかりに、レジ横で腕を組み此方を凝視している。万引きでもしそうな人相の男だと思われたのだろうか?視線が痛い。痛すぎる。
本当は見学だけで帰りたかったのだが、そういったわけでいたたまれなくなり、買わなくてもいいものをついつい買わされる羽目に。それが「ココナッツジュース」と「トムヤム」だ。
「クン」の文字を探したが一向に見つからない。「クン」を意味する海老の絵は描かれているがまぁ、細かいことはいいだろう。二つで240円だった。
輸入元はマレーシアとなっている。全く知らなかったが、マレーシアの国教はイスラム教なんだと。一度だけ足を運んだことがあるが、日本人にはかなり友好的だと感じられた。空港の土産物売り場では日本語での呼び込みが普通に聞ける。
ところで、階下のインドカレー屋だが、主人はどうやらバングラデシュの出身だとか。この手のインドカレーの店ではまともにインド人に会った試しがない。というか、おそらくいない。ほぼネパール等、隣国の出身者だ。ご存知の様にインドにはカースト制度がある。上位カースト、つまり富裕層しか海外に渡航出来ない決まりがある。わざわざ富裕層が日本でインドカレー屋を営む必要がない、というのが理由らしい。
因みに自分が注文したのは『キーマカレー』だ。
インドカレーの店はどこに行ってもそうそう外れることはないものだが、この店も噂に違わずとても美味かった。店主はといえば先ほどのムスリムとは大違いで日本語が達者だ。
「これ美味しいよ。一個80円。食べて食べて」
と言われるままに『Malai Kebab』なるものを注文してみた。
うん、マジで美味い!
ランチメニューは若干少なめだが、この価格でこれだけのものが食べられるのならば文句の付けようがないだろう。
気になるとしたら日本人客が一人もいなかったことくらい?ある意味、異国情緒を味わうにもおすすめかと@「JST ASIAN RESTAURANT」