氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

知らぬ間にミミカキストにされていた

「ムヒER」のCMで大袈裟に耳の穴を痒がる佐藤あやを見て、そんな奴おるかいな!と毎回ツッコミを入れてしまう自分です。痒み止めに特化した各種「ムヒ」だが、その名の通り「比べるものがない=無比」から商品名とされたそうだ。因みに製造会社の名前は株式会社池田模範堂という。全然、知らなかった以前に全く興味を持つことがなかったけれど、どうせ皆もそうだろう。


そんなCMを馬鹿にしていた自分だったが、木菟引きが木菟に引かれた。やたらと耳の穴が痒いのだ。それほどのミミカキストでないにも関わらず、何故か左耳の穴が痒くて仕方がない。いけないと知りつつまた耳かきをしてしまう。となると一層、痒みが増すこととなり、そこに痛みまで加わるようになった。


あ、その前に解説をば。どうせまともに読める人もいなければ、意味を知る人もいないだろうから。木菟引きが木菟に引かれる(ずくひきがずくにひかれる)と読む。木菟とはミミズクのこと。昼間、目の見えないミミズクをからかいに来た鳥が、逆にミミズクをおとりとしていた猟師に捕まるといった意味だ。人生死ぬまで勉強だね。


ということで、最寄りの耳鼻咽喉科に診てもらいに行ってきた。

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存在こそは知っていたが、初めて訪問する。

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「ご予約はありますか?」

「予約しないとダメですか?」

「いえ、ただ予約の方から先にお通ししますので、今日は6番目になりますが良いですか?」

それくらいの数字であるならば想定の範囲内。待つことにしたが、思いの外スムーズに回転しあっという間に自分の番が回ってきた。


「耳かきはよくする方ですか?」

「いえ、たまにです。痒くなってからは頻繁でしたが」

「あぁ、赤くなってますね。炎症を起こしています。塗り薬を処方しておきますね」

「あ、はい」

この日の担当は院長だった。年齢は3〜40代といったところだろうか?マスク越しにもイケメンぶりが存分に発揮されている。


「基本、耳かきはしなくてもいいですからね。溜まりすぎて耳が聞こえなくなったらそれはそれで問題ですが、逆にいえばそこまで放っておいても大丈夫ですよ」


なるほど。TikTokで耳垢を取り除いたり魚の目を削ったり鼻の角栓をピンセットで除去する動画を見るのが大好きなのだが、いつか自分もそのモデルになる時が来るかも知れないね。


お会計の際に

「院長ってイケメンですね」

と伝えてはみたが、

「伝えておきますね」

とだけ返され診療費が安くなることはなかった。当たり前やっちゅーの。


で、処方された薬は「ムヒER」ではなく「VG軟膏」だった。

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「VG軟膏」だったらうちにいっぱいあるんだけど。わざわざ耳鼻科に行く必要などなかったじゃ内科外科泌尿器科

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