君は足湯でのぼせたことがあるか?
道の駅「古今伝授の里やまと」には温泉施設がある。「やまと温泉やすらぎ館ことといの湯」という誰が付けたか長ったらしい、舌を噛みそうな名称だ。次女が剣道の段級審査を受けている間、ここで時間を潰そうかと思い入浴セットを持参していったのだが、運が良いのか悪いのか、足湯を発見してしまった。
ここの温泉は数年前に利用したことがある。じゃ、足湯でいいんじゃね?ってことで、温泉は断念した。別に700円の利用料が惜しかったというわけじゃないよー。ホントだよー。
暖簾をくぐりひょいと覗くと母娘2名の先客がいた。
さすがにカメラを向けるわけにもいかず足元のみを撮影していたのだが、数分も経たぬうちに腰を上げてくれたので、ラッキーと思いきや、間髪入れず女性が1名、入れ替わるように入って来やがった。ならば仕方がない。もう少し待つとしましょう。
ところがだ、そこにもう1名が加わったかと思うと、またしても別の母娘が登場。こうなったらもう意地だ。全員がいなくなるまで粘りに粘ってやる、と馬鹿な意地を張ったばかりに、結局40分も足湯に浸かる羽目となった。しかしながらおかげさまで全貌が解き明かされた写真を得ることが出来た。
馬鹿?やっぱり馬鹿だよね?
しかし、足湯といえど40分も浸かると逆上せるという事実を発見してしまった。足湯、侮りがたし。
この道の駅はレストランやうどん屋にファストフード等々と多くの外食施設が充実している。おまけに焼き立てパンを提供するベーカリーまでテナントに入り込んでいる。自分が知る県内の数ある道の駅の中でその充実ぶりはトップクラスだ。中庭にハンモックが吊るしてあったのでしばし入浴後のリラックスの時間をもうける。
10分間ほど寝転んでいたら、おじさんが羨ましそうな顔をして見ていたので代わってあげた。正直、ただ見ていただけで自分が「どうぞ」と言わなかったら利用しなかったかもだけど。
道の駅といえばスイーツ、だよね?「おばあちゃんのソフト」という名のコーナーがあったので覗きに行くと、見事なまで「スジャータ」のラインナップだった。却下。あてどもなく彷徨ううちに「郡上ミルクソフト」を発見。
コーンではなくカップなのが若干アレだが、まぁ背に腹は代えられない。
この日の郡上の気温は29.9℃と真夏日に迫る勢いだったが、「郡上ミルクソフト」がほてった身体を絶妙にクールダウンしてくれた。
しかし、この「郡上ミルクソフト」。砂糖入ってんの?ってくらい甘みに欠けたソフトクリームで、それはそれで絶妙に珍しいソフトクリームとの出会いだった。