新垣結衣な罠@ソフトバンクショップ
ソフトバンクショップへ行った。iPadの契約を解約するためだ。自分のiPadはセルラータイプなので、月々の通信費がかかる。既に端末代金は精算済みとなっているし、かつては自宅以外への持ち出しも多かったので通信契約が必要だったが、今ではWi-Fi環境下でしか使わなくなったので必要なくなったからだ。
きっかけは珍しく「更新期間のお知らせ」とタイトルされたメールが送られてきたからだ。珍しい。今までこんなことは無かったのに。放っておくと新たに24ヶ月契約になると書かれてあった。さっそく「マイソフトバンク」にログインし、順を隔てて解約手続きをとろうとしたら、最後の最後で「おまはんのiPadはここでは解約できんもんでソフトバンクショップに行ってくれ」と出た。え~、まじめに?めんどくせぇなぁ、おい。
なんか、解約の申し出なんていうと手八丁口八丁で口説かれて思い留まらされたりするんじゃなかろうか。美人のお嬢さんに手でも握られて「ねぇ~」なんて言われた時にゃ、「はい♡」と二つ返事で契約延長なんてことになりかねない。気を強くもって行くんだ!
店に入る。すかさず
「本日のご要件は?」
と歩み寄る女性をひと目見て危険を感じた。
やっべぇ~、新垣結衣じゃん!口元はマスクで覆われ定かではないが、切れ長な目が新垣結衣以外、何者でもない。
「あ、すすす、すみません!ごめんなさい。iPadをかかかか、解約したいんですが…」
「はい、かしこまりました。ご予約はされてますか?」
「いいい、いえ」
「では、こちらアンケート用紙をお書きになってお待ち下さい」
まだかな、まだかな~、早く呼びに来てくれないかな~
因みに好みの女性のタイプはマナカナのマナの方だった時もありました。
「お待たせしました。こちらにおかけ下さい」
おい、なんで新垣結衣が伊集院光になってんだよ。新垣結衣はどこ行ったんだよ。
「解約をお望みだとお聞きしましたが」
「はい、即座に解約して下さい」
「通信料金は日割りになりませんので若干お高くなりますが」
「なんでもいいです。速攻で解約して下さい」
彼女は休憩にでも出てしまったのだろうか。その後、彼女の姿を見かけることは二度と無かった。